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2011-12-12 平成23年第4回定例会(第4日) 名簿
2011-12-12 平成23年第4回定例会(第4日) 本文

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  1. みやき町議会 2011-12-12
    2011-12-12 平成23年第4回定例会(第4日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時30分 開議 ◯議長(宮原宏典君)  皆さんおはようございます。平成23年第4回みやき町議会定例会7日目の会議、御出席ありがとうございます。  ただいまの出席議員は15名です。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおりでございます。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(宮原宏典君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第7号、13番牛島重憲議員の一般質問を許可します。牛島議員。 3 ◯13番(牛島重憲君)  皆さんおはようございます。一般質問3日目を迎えました。大変お疲れさまです。議席番号13番、牛島重憲です。さきに通告いたしておりましたとおり、1つには東日本大震災後の財政政策の変動に伴う町財政施策などをどのように対処していくのか、2つ目に、コミュニティーセンターこすもす館フロアの西日対策について一般質問することにいたしております。  質問に入る前に、東日本大震災と原発事故による被災は、きょうで早くも9カ月を経過いたしました。今から気候も一段と厳しさを増す中、また冬を迎えてまいります。現在の被災者状況として、死亡1万5,840名、行方不明者3,547名、被災転居に至っては32万8,903人と報じています。震災の事故における被災者のすべての皆さんには心からのねぎらいの言葉を申し上げたいと思っております。頑張れ東北、頑張れ日本の声援を高らかに叫んでいきたいというふうに思っております。一日も早い復興、復旧されることを御祈念申し上げます。  一般質問に入ります。  国会において、震災復興に向けた総額12兆円の第3次補正予算が11月21日に成立されました。また、復興財源確保関連法案を成立させようとされております。その中にあって、2011年度第4次補正予算を年内に編成すると報じています。予算規模は2兆5,000億円強のものであって、タイ国における洪水災害や円高で企業は大変苦しい状況にあることから、中小企業支援も計上するとしております。農業強化予算など、第4次補正予算では第3次補正と合わせますと20兆円を超える2011年度予算になると報じております。  このような国の復旧・復興対策予算が今後における地方財政に与える影響は、今までのようにばらまきの様相にあった地方財政状況が続き、満ち足りた財源確保で対処されるとは考えにくい状況にあるのではないかと考えられます。このような厳しい財政状況を踏まえたみやき町中期財政計画をもって財政状況を議会に示していただくとするなら、これからのみやきのとるべき姿を示唆する上で重要な資料提示であると確信をいたしております。内容の濃い中期財政計画の説明をいただくことを強く要望いたしておきます。  2つとして、本町における財政改革は平成18年2月に行政改革推進委員会から答申を受け、行政改革大綱並びに集中改革プランを策定し、行政運営の効率化を推進されております。行政改革を実施することによって、到達目標時期を26年度までと定めた結果が遅々としたものになっていると言わざるを得ません。毎年約193,000千円ずつ削減し、累計、すなわち26年度までは1,350,000千円を計画どおりに削減した目標額に到達すれば、今の合併算定がえによる交付金から普通交付金として一本算定に切りかえられる26年度までに計画どおりに実施すれば、安定したみやき町財政が確保できるとした集中改革アクションプログラム計画書に沿った実施内容になっていますか。残すところ、あと3年になりましたが、財政不足が解消され、危機的財政状況から脱却していける計画履行状況にあるかを伺うものであります。御回答をお願いいたします。  行政改革の促進を図り、町財源確保などの力強い足どりを明確にさせることは、行財政改革実施、すなわちみやき町集中改革アクションプログラムを確実に施行されることが危機的財政状況をクリアでき、一本算定地方交付金に交付状況が切りかわっても、みやき町の財政健全が確保できると確信をいたしております。残されたわずかな時間を計画書の完遂に向けた取り組みをやれるのか御回答を求めます。  3つ目に、21年度から実施された経済不況による雇用不安、景気浮揚策として3カ年の時限を切った事業が終年を迎えます。町として事業の前倒し、事業の掘り起こしによる財政状況が潤い、短期的であったが、雇用促進を図ることで生活に経済的な安堵を感じることができたことは、満足度の高い施策実施だったと評価いたしております。さらに続けてほしい事業だと思っております。  実施継続事業及び廃止する事業などがあり、いろんな事業によって反面教師的な問題も含んだものになりはしないかと危惧に終われば幸いです。
     そこで、緊急雇用創出基金事業並びにふるさと雇用再生基金事業の終年を迎えるに当たり、事業の成果と今後も継続すべき事業などの仕分けをいつまでどのようにしていくのかをお尋ねいたします。  これをもって1回目の質問を終わり、2回目からは自席から質問を継続させていただきます。執行部の誠意ある御回答をお願い申し上げます。 4 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告第7号、13番議員の御質問にお答えをいたします。  震災後の財政政策の変動に伴う町財政施策をどのように対処するかということで3点御質問いただいておりますので、順を追って御回答を差し上げます。  まず、財政問題にかかわる中期財政計画を示すべきだという御質問でございますけれども、ことし3月の東日本大震災に係る復旧・復興対策の事業規模は、国、地方合わせて5年間で少なくとも10兆円、10年間で少なくとも23兆円程度に上ると見込まれています。財政的にも相当規模の新たな負荷がかかることは避けられない状況であります。これにより財政の枠組みが復旧・復興対策の妨げとなるようなことがあってはならず、また震災に起因する経済上のリスクに対しても柔軟な対応が必要であります。  そこで、国は東日本大震災からの復興の基本方針において、8月12日に閣議決定された中期財政フレームの中で、震災復旧・復興対策については別途財源を確保し、多年度で収入と支出を完結させる枠組みを定めたところであり、これを前提として、別途管理での対応を可能とする等の配慮を行うものとするとした基本方針を打ち出しています。  地方歳出についても国の歳出取り組みと基調を合わせつつ、交付団体初め、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源の総額については、平成24年度から平成26年度において、平成23年度地方財政計画の水準を下回らないように実質的に同水準を確保するとされているところであります。  よって、本町にとって主要な財源である地方交付税については、当面、平成23年度の水準で交付されるものと考えられますので、町の来年度以降の中期財政計画については、震災による直接的な影響は反映しておりません。  数字的なものについては、資料請求についてお渡ししてお示ししておりますけれども、主な内容については、担当部局のほうから答弁をいたします。  2点目の行政改革の促進を図り、町財政の財源確保の見通しを明確にすべきだという御質問でございますけれども、行政改革につきましては、平成18年2月にみやき町行財政改革推進委員会からの答申を受け、同年3月に行政改革大綱及び集中改革プランを策定し、住民の視点に立った行政運営の効率化の実現に向けて取り組むこととさせていただいているところであります。  また、集中改革アクションプログラムにつきましては、基金依存型の財政構造を脱却して、そして中期的展望に立ったみやき町の適正規模の行財政体質の確立を目指すことを目的に平成19年度に策定をし、平成20年度から実施をしているところであります。アクションプログラムでは、平成20年度から平成26年度までの間に一般財源充当額を平成19年度当初予算の規模より毎年193,000千円、率にしますと2.6%ずつ削減をし、累計で1,350,000千円削減することを目標としております。  事務事業の見直しは、285項目中210項目は既に実施をしております。しかし、平成26年度における削減目標総額は約1,150,000千円程度であり、あと残り七十数項目につきましては検討中であります。削減目標額1,350,000千円の内数となっております七十数項目につきましては、住民の生活やサービスに大きな影響を及ぼすものでございますので、その実施につきましては慎重に検討を加えているところであり、できましたら七十数項目は実施しなくて済むような行財政運営に努めていくように最善の努力をしていきたいと考えております。  詳細につきましては、担当部局のほうから答弁をいたします。  3点目の御質問につきましても、担当部局のほうから答弁をいたします。  以上でございます。 6 ◯議長(宮原宏典君)  山崎財政課長。 7 ◯財政課長(山崎秀二君)  おはようございます。牛島議員の1項目めの中期財政計画について御回答を申し上げます。  資料請求にてお渡しをしております財政計画について、少し中身について説明をしたいと思います。  中期財政計画は向こう5年間について毎年作成をしておりまして、県のほうのヒアリングも受けて、県にも提出をしているところでございます。  まず、内容について、歳入のほうから説明をさせていただきます。  地方税につきましては、本年度決算見込み額を2,535,000千円として、昨今の経済情勢を背景に数年は同程度の水準で移行するものとして推計をしております。  地方交付税については、本年度決算見込み額を3,788,000千円として、以降は個別算定経費臨時財政対策債振替額、事業補正、それから27年度から始まります合併算定がえの一本算定による減額等を見込んで推計をしておるところでございます。  国県支出金については、継続事業は同額として、新たな事業など投資事業に伴う国県支出金については、各課より提出いただきました事業計画により積み上げを行っているところでございます。  地方債につきましては、臨時財政対策債を本年度566,000千円として、以降、ことし制度の改革等の通知もあっておりますので、10%から20%の減額として推計をし、投資事業については計画より積み上げを行っております。  歳出について説明をいたします。  人件費につきましては、集中改革アクションプログラムに基づきまして186名にするということを目標としているわけでございますけれども、近年の大量退職による職員構成のバランスや人材育成等を考慮いたしまして、定年退職職員の2分の1程度の新規採用の前倒しによる推計を行っているところでございます。  扶助費につきましては、平成23年度決算見込み額を1,243,000千円とし、保育園の民間委託等を考慮し、推計をしております。  公債費につきましては、平成22年度までは実質により計上いたしまして、平成23年度以降は各課より提出された事業計画により積み上げ計上を行っているところでございます。  次に、物件費につきましてですけど、平成23年度まで雇用対策事業があっておりましたので、その分を考慮いたしまして下限推計を行っているところでございます。  次に、補助費についてでございますけれども、補助費につきましては、一部事務組合や土地改良事業、各種団体に対する助成について、積み上げによる推計を行っております。土地改良区に対する償還助成がピークを過ぎておりますことで、後年度は若干減少となる見込みでございます。  普通建設事業については、平成26年度までの合併特例債事業を主に推計を行っておるところでございます。  以上でございます。 8 ◯議長(宮原宏典君)  加茂行政推進室長。 9 ◯行政推進室長(加茂秀文君)  おはようございます。牛島議員の2項目めでございます行政改革の促進を図り、町財政の財源確保の見通しを明確にすべきだというふうな質問の内容についてお答えをさせていただきたいと思います。  まず、推進の具体的なことにつきましては、毎年、当初予算編成において前年度当初予算対比マイナス2.6%を目標とした予算編成を実施することにより検証を行っているところでございます。  また、年度末におきましては、行政改革の取り組み状況について、行政改革推進委員会のほうに御報告をさせていただいております。また、さらに住民の皆様への行革推進の取り組み状況というふうなことで、広報みやきにおいて掲載をさせていただいているところでございます。  具体的な促進状況でございますけれども、平成20年度決算統計ベース一般財源充当額につきましては約7,080,000千円で、平成19年度当初予算と比較いたしますと約320,000千円、マイナス4.3%の減というようなことで、目標を達成しておるところでございます。  次に、平成21年度決算統計ベース一般財源充当額につきましては約7,580,000千円となり、平成19年度当初予算と比較いたしますと約180,000千円の増というようなことで、目標額には達成しておりませんが、しかしながら、一般財源が増加した要因というふうなことで、北茂安公民館等の補償費や旧三根庁舎跡地の売却費等、それと余剰金を合わせまして基金のほうへ約6億円積み立てをしております。さらに、地方債等の繰り上げ償還で約60,000千円、暴追関係で90,000千円を支出させていただいておりますので、そうしたことから、先ほど申し上げましたように、平成21年度決算ベースにおいては、集中改革アクションプログラムに掲げております目標を達成しておりません。  次に、平成22年度の当初予算につきましては、一般財源充当額が約6,997,000千円となり、平成19年度当初予算と比較いたしましても403,000千円というようなことで、約5.4%の減というようなことになってございます。  平成22年度の決算統計ベースでの一般財源充当額につきましては約7,635,000千円となり、平成19年度当初予算と比較いたしますと約235,000千円というようなことで、3.2%の増となっており、目標額には達成をしておりません。しかしながら、臨時財政対策債を含む地方交付税の増やボートピア環境整備協力費物件移転補償などの一般財源の増と人件費の減というふうなことで、歳出充当一般財源の削減等により約10億円を基金のほうに積み上げることができております。そうしましたことから、平成22年度の決算ベースにおきましては、集中改革アクションプログラムに掲げた目標を形式的には達成をしておりませんけれども、基金積立額を除きますと約6,635,000千円となり、目標額でございます一般財源充当額6,821,000千円を達成しておりますので、御理解をお願い申し上げたいと思います。  24年度におきます町の当初予算編成に当たりましても、従来どおり集中改革アクションプログラムによります歳出に係ります一般財源ベースにおいて、前年度当初予算比マイナスの2.6%を目標とした予算編成を行うこととしております。今後につきましても、毎年2.6%削減を目標とした予算編成を行っていきたいと思っております。  続きまして、行政改革の効果額につきましてでございますが、まず、20年度につきましては、29項目の事務事業について新たな制度見直しを行いまして、当初予算ベースで19年度より180,000千円を削減したところでございます。  次に、21年度につきましても、新たな前納奨励金等の見直しによりまして、合計で約260,000千円を削減したところでございます。  22年度につきましては、借地料等を見直すことによりまして、合計で280,000千円を削減したところでございます。  23年度につきましては、合計で433,000千円を削減する予定でございます。  今後も引き続き限られた財源を重点的かつ効果的に配分を行い、最小限度で最大の効果を上げるよう努めていきたいというふうに考えているところでございます。  また、行政改革の推進に当たりましては、町民の皆さんへのサービスの低下につながらないように、今後も財政の健全化を第一に考え、歳入の増加や新たな財源の確保の取り組みについて、なお一層努力、強化をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 10 ◯議長(宮原宏典君)  丸野産業課長。 11 ◯産業課長(丸野隆司君)  13番牛島議員の3項目めの御質問についてお答えします。  緊急雇用創出基金事業ふるさと雇用再生基金事業の終年を迎え、事業の成果と今後の継続の考え方を示すべきだとの御質問でございますけれども、まず、事業の成果としましては、平成21年度から平成23年度まで両事業を活用しまして町行政施策を実施できたことであり、新たな雇用を創出できたことでございます。  事業の実績といたしましては、平成21年度、緊急雇用創出基金事業として16事業、事業費64,745,662円、雇用創出人数105名、ふるさと雇用再生基金事業16事業、事業費66,395,787円、雇用創出人数60名でございます。平成22年度につきましては、緊急雇用創出基金事業として18事業、事業費139,435,143円、雇用創出人数244名、ふるさと雇用再生基金事業16事業、事業費120,373,136円、雇用創出人数35名。23年度の見込みでございますが、緊急雇用創出基金事業として8事業、事業費86,673,508円、雇用創出人数122名、ふるさと雇用再生基金事業16事業、事業費123,670,827円、雇用創出人数31名の見込みでございます。  3年間の実績としましては、緊急雇用創出基金事業では延べ42事業、事業費290,854,313円、雇用創出人数471名、ふるさと雇用再生基金事業では延べ48事業、事業費310,439,750円、雇用創出人数126名の見込みとなります。両事業によります3年間の実績見込みとしましては、延べ90事業、事業費601,294,063円で、延べ雇用創出人数は597名の見込みとなっております。  ただいま御報告いたしましたように、3年間で延べ90事業、総事業費601,294,063円、延べ597名の雇用を創出し、町施策の施行や業務を実施いただいたことで行政運営が推進でき、雇用創出につながり、非常に効果があったと判断しております。  次に、今後の事業継続の考え方についての御質問でございますが、緊急雇用創出基金事業ふるさと雇用再生基金事業は23年度で終了します。24年度につきましては、佐賀県緊急雇用創出基金事業費補助金短期雇用基金震災等対応事業としまして51,000千円程度の補助金採択可能額が提示されておる状況でございます。本事業の雇用者の対象としましては、被災失業者、平成23年3月11日以降に離職した失業者に加え、未就職卒業者が対象となっております。対象メニューにつきましては、現在、6事業を要望し、事業内容について協議を実施している状況でございます。これまで実施してきたまちづくり環境整備事業調査コミュニティーバス推進事業などは事業の対象にならないということでございます。  以上、御報告します。 12 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 13 ◯13番(牛島重憲君)  御回答いただきまして、ありがとうございます。  2回目の質問として、資料をいただきましたので、私なりに検討をいたしておりますが、22年度決算として財政調整基金870,000千円、減債基金1,198,000千円と、合わせて2,070,000千円の基金を計上されております。地方税は本年度決算見込み額を2,535,000千円、地方交付金としては本年度決算見込み額として3,788,000千円と今御報告をいただきました。あくまで8月12日の閣議決定された国の東日本大震災からの復興の基本方針、中期財政フレームの中で触れられております震災復興対策費としての別枠財源確保が保証されたと理解し、別枠に復興費が保証されたということで理解していいのか。そういう中で、今後の地方財政運営に重要な要素だと考えておりますので、再度確認をさせていただきたいと思っています。  先ほど回答の中で、地方の一般財源の総額については、24年度から26年度において、23年度の地方財政計画の水準を下回らないように実質的に同水準を確保するとあったが、具体的には23年度決算期における財政的規模の確保が認められたと理解していいのか、いま一度わかりやすく御説明を願いたいというふうに思っております。  行政改革についてお尋ねいたします。  みやき町の中期財政計画についてお伺いをいたしましたが、歳入における普通交付税については、震災における復旧・復興財源は別枠での財源確保をすると説明されておりますので、一応の安堵感はできるが、27年度に切りかえられる一本算定がえ、激変緩和措置の5カ年間を考査しても、行財政改革の遂行は必要不可欠な施策志向を強く求められているものだと理解しますが、その件については、再度方向性についての御確認をいたしたいと思っています。  さきの議会での答弁では、検討中の項目は住民サービス低下につながり、できれば実施しない方向で対処したいと回答されました。その後、この検討中における住民サービスにつながる問題としての執行部側の検討はどのように結論を出されているのか御回答をいただきたいと思っております。  3つ目に、前回にも要求してきましたが、御回答はいただけなかったと私は思っております。再度この件については質問したいと思っております。  平成20年2月に作成され、全員協議会で提示された集中改革アクションプログラムは、計画の推進に当たっては、毎年、進捗状況や効果を把握するとともに、目標額の達成に向けた新たな改革対策項目の掘り起こしやさらなる人件費の削減等も視野に入れ、随時計画の見直しを図るものとしますというふうにこの資料に明記されております。より効果を求めた計画の推進をこのように定義づけているにもかかわらず、執行部は資料の見直し、それに伴う資料の作成については、当然ながら議会にも提示すべきだと考えております。特に、この件については再三にわたり質問をいたしておりますので、今後の取り組みを含めた明快な回答を求めておきたいというふうに思います。  21年度から始まった緊急雇用創出基金事業、延べ42事業に290,850千円の費用を充てて、雇用創出人員は延べ471名並びにふるさと雇用再生基金事業として延べ48事業にわたり、310,430千円の費用を充当されたと報告をいただいております。雇用創出数はふるさと雇用再生基金事業では延べ126名であると集計資料もいただいております。  23年度に終年を迎えるに当たって、このことについては、大変喜ばしいと言っていいのか、事業の推進に当たっては好意的に見るべきところです。総額601,290千円の税額をもとにして地域財政の疲弊解消に向け、不況による雇用不安を取り除くことを図り、生活不安を和らげるこの事業は、一定の成果を上げたと思っております。また、事業の前倒し、住民の要求の解決に役立たせる効果は十分にあったと思っております。そのために、みやき町の財政が潤った状況に、結果的にはいい方向でつながっていったというふうに私も一定の評価をいたしているところです。  例えば、雇用創出が突出した事業、街並み景観事業の今後における継続はどのようにお図りになっていくのか。重点分野雇用創出事業、食・文化・人・自然の交流拠点整備事業は総額39,730千円の事業費等を対処されてきたが、その費用対効果についてはどのように評価さておるものかについては回答をいただきたいというふうに思っております。  2回目の質問として、数多くの報告をいただきました中で、特に、それらについて再度お伺いをいたしますので、御回答をいただきたいというふうに思います。 14 ◯議長(宮原宏典君)  山崎財政課長。 15 ◯財政課長(山崎秀二君)  牛島議員の2回目の質問でございますけれども、今後3年ぐらいの方向性を示しましたけれども、それについては本当に大丈夫なのかという質問だったかと思います。  これについてでございますけれども、中期財政フレームというのが24年度から26年度まで8月12日に閣議決定をされておるところでございます。この分につきましては、先ほど町長も申し上げましたとおり、東日本大震災に係る復興財源等が多額の費用がかかるということでございますけれども、閣議決定のほうでは、この分については別枠で確保するということを打ち出しておりまして、その内容について説明をちょっといたしますと、その復興財源の捻出については、主なものとして、今後25年間、所得税の税額の2.1%をその財源に充てるということや法人税に関しては来年度から3年間、10%上乗せをすると。また、個人住民税につきましては、26年度から10年間について、毎年1人当たり1千円上乗せをするというようなメニュー等によって捻出をするということで、各自治体の財政の枠組みについて、その復旧・復興対策がその妨げにならないようなことをするということがこの中期財政フレームの中でうたわれております。  そういったことで、来年度から3年間につきましては平成23年度の歳出規模は確保するという旨のことが閣議決定をなされておりますので、そのように理解をしているところでございます。  以上でございます。 16 ◯議長(宮原宏典君)  加茂行政推進室長。 17 ◯行政推進室長(加茂秀文君)  牛島議員の3つほど御質問がありましたので、まず、1点目の一本算定後の方向性等についての確認ということでございますが、この集中改革アクションプログラムにつきましては、策定の一つといたしましては、基金依存型の脱却及び基金の枯渇の回避ということでございました。そういう点から、行政改革の推進を図って、財源の確保や歳出の削減に努めたということでございますので、今後につきましても、一本算定が行われます時期に向かって、なお一層の行政改革を進めていきながら、毎年減額をしていきながら、13.5億円というふうな削減目標を今後も守っていきたいというふうに考えております。  2点目の70項目の検討中についての実施しない方向並びに検討中の内容ということでございます。  これにつきましては、町長の答弁にもございましたとおり、住民サービスが低下するものがほとんどでございます。その中でも一部実施している内容もあるかと思いますけれども、これにつきましては、先ほど申しましたとおり、住民サービスの低下につながるものというふうなことで、今の段階ではなるべくなら実施しないような形でやりたいというふうな内容でございます。  それから、3点目のアクションプログラムに書いてございますとおり、毎年の進捗状況とか効果等を把握するとともに、目標額達成に向けた見直し等を図るものというふうなことで、資料の見直しとか作成についてやっているのかということでございます。  これにつきましては、先ほど答弁の中で申しましたとおり、当初予算の中で毎年2.6%の削減目標を予算計上させていただきながら、その実績報告というふうなことで、決算ベースにおきますところの報告をしながら取りまとめをしているところでございます。  先ほどの取りまとめにつきましては、先ほども申しましたとおり、行政改革推進委員会のほうへ報告をしながら、住民の皆さんへ報告をさせていただいておるところでございます。この内容につきましては、あくまでアクションプログラムの目標でございますので、今現在で見直しというふうなことは、修正等については行っておりません。あくまでこれをやっていきながら、13.5億円を達成するというふうなことを考えているところでございます。  それと、済みません、もう1つが緊急雇用関係での街並み景観事業なり食・文化等の来年度の考え方ということでございます。  基本的には先ほど産業課長のほうから一定の効果が上がっているということでございますけれども、先ほど言われましたとおり、23年度で事業が終了いたしますので、24年度につきましては、基金関係がございますので、そちらを利用しながら、町として行うべき最小限度の事業について、各課からの要望取りまとめを当初予算の中でさせていただきながら、していきたいというふうに考えております。  特に、食・文化でございますので、元民間保養施設のことを言われておるかと思いますので、そのことにつきまして、今現在は基金等を利用しながら調査研究と、それから施設の維持管理ということを行っておりますけれども、先ほど申しましたとおり、この事業につきましては23年度で終了する予定でございます。基本的には24年度については、みやき町独自の運営というふうなことになりますので、県に対しまして、暴力追放というようなことでの特殊事情等の特別配慮をしていただくように要望をしていきたいというふうに考えております。  それと、先ほど産業課長の答弁にございましたとおり、24年度におけます佐賀県の緊急雇用基金事業が問い合わせがあっておるというようなことでございますので、こちらのほうについても、元民間保養施設として、その事業が採択できるかどうかについて協議をさせていただきたいというふうな考えを持っておりますが、何せ県のほうとの協議でございますので、こちらのほうからの要望が通るとは思いませんけれども、そういうふうな基本的な考え方で一般財源はなるべく使わずに、ほかの財源を利用しながら最小限度での維持管理をさせていただくようなことで考えているというふうなことでお願い申し上げたいと思います。
     以上でございます。 18 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 19 ◯13番(牛島重憲君)  3回目になるわけですけれども、私の質問が財政問題となると広範囲な内容にも携わらなければ本来の議論にはならないということで、なかなか的の絞りにくい問題ですけれども、あえて今回については絞り込んで質問をいたし、回答いただきたいなというふうに思って質問いたしておりますが、最後に、将来の財政計画というものについては、先ほども報告があったように、各課からの事業内容、それから私は行財政計画、20年度から27年度までの計画案を私たちも全員協議会のときにもらった膨大な資料があるわけですね。この資料というのは、当然私は継続した計画だ、資料だと思っております。そのためには、先ほどから言われたような内容等については後ほどまた触れますけれども、それとまた中期財政計画の中でも、やはり資料として出していただきました補助事業並びに単独事業等というものが相重なって、これはどう施行していくのか、事業達成に向けてどのようにしていくのかというのが重要な問題で、それに伴って中期財政計画というものがつくられていくものだと私は考えております。  だから、中期財政、これあって、そして事業をやるんじゃなしに、やはり双方の町財政の健全財政に向けた動向の中で、これは十分お互いが精査し、その中で事業の計画と中期財政計画をどういうふうに相まっていって、27年度、28年度、29年度とどう進めていくのかというのが相まった表だというふうに私は理解をいたします。その中で、ここに懸案事項にしても4項目、公共施設の管理運営、下水道計画の区域の拡大、定員管理の適正化、行財政改革というものが4つの懸案事項として残っているわけですね。やっていかないかんということを書いてあるわけです。にもかかわらず、これらについて、どういうふうに今後も取り組んでいくのかについては、ぜひ執行部側の考え方について明らかにしてほしいなというふうに思っております。  それから、今度の地方財政というのは、復旧・復興の関係等については別枠でやるよというふうなことを閣議決定されたというのは私はありがたいことだと思っております。24年度から27年度までそういったことでやっていくということについてはいいけれども、現在、国会で論議されておりますこれらの関連法案というものについては、まだ正確に決定をされたわけではないと私は思っております。そうすると、この間、どういうふうにするかについては、いろいろお話があるだろうとは思いますが、そういったものについて決定されていないが、24年度から27年度までこういったものを確保しますということで言っているから、当面は現在の交付金でできるんだと思っています。例えば、報告がありましたように、財政調整基金並びに減債基金については11億円の積み上げをすることができたというのは、相当金がたまっているということですね。これはありがたいことです。ただ、先ほど緊急雇用の関係で前倒し、いろんな形で町の一般財源を食うことなく事業が達成したということは大変いいことだと私は思っております。  だから、そういった意味では、今後に向けた計画ですので、先ほど行政推進室長は、このことについては、まだ見直し等についてはやっておりませんと言うけれども、このみやき町集中改革アクションプログラムの第1ページに、策定の目的から5番の計画の推進まで詳細に記載をいたしております。先ほど尋ねたのは、まだこれは生きているでしょうと言っているのは、そこなんです。当然このことがあるとするなら、見直しを当然やるということを書いてあるわけです。だから、私はこの議会の中で何回となく質問をし、やはり行政改革をすることによって地方の財源確保としての確固たる考え方について述べてほしいし、こういったものをやっていきたいということでお願いをしたいと。この中に重要な問題として保育所の問題等については検討事項になっておるわけですね。なっているけれども、現実、このみやき町議会の中で保育所の統合については取り組んできた。前納報奨金等については、開始することができた。それに伴ってどういうふうに財源が変動しておるかについては、当然明らかにしていくべき事柄ではないのかと私は指摘しておるわけです。  当然この改革の中で、27年度までの集中改革アクションプログラムの中では186名の人員を削減することによって、この財源を確保したいという趣旨のもとの一つであります人件費の問題等についても、町長は先ほどの議会の中でも、この中でも申し上げられたように、人件費186名の問題、あと少し、27年度までの人員削減になる、定年退職で削減になる人たちの2分の1は新規採用をもって促していくと。当然のことだと、それも当然のことだと思っています。やっぱり業務が停滞するわけにはいきません。このことについては、各議員からも指摘があったというふうに思っております。当然新規採用を行い、そして行政を停滞なく施行していただくには必要な問題だと思っています。ただ、この中で書いてある人件費の問題等に削減における27年度まで1年間で170,000千円かな、それと年間に──ああ、1年間で193,000千円、累積で26年度までに1,350,000千円を削減していくというものに到達に変更があると思う。しかし、それでこの集中改革アクションプログラムについては見直しをすると約束しているから、見直してくださいと言っているだけの話。私たちもこれを参考にし、執行部側が行政を運営する上で当然議会としての意見を申し述べ、協議に参加していきたいということで申し上げております。この作成しておりませんというのは3回ほど聞きましたので、もうそろそろ集中改革アクションプログラムの見直しについての資料を提示していただきたいということは強く申し述べておきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それから、昨日、議員の質問に対して執行部側から来年度の緊急雇用対策について質問があり、特に、雇用の関係については十分精査してやってほしいという要望も言われておりましたけれども、私もその辺は考え方としては当然なことだというふうに思っております。この中で、平成23年度における重点分野雇用創出事業ということで5項目あるわけですね。読んでみますと、特定健診受診率向上対策事業、食・文化・人・自然の交流拠点整備事業、リサイクルコーナー資源物分別収集指導事業、学校教育支援事業、企業誘致リサーチャー設置事業などが重点項目として上がっている。これらについては、上がっているが、今後に向けて、23年度で終了になるわけですから、来年度からは今課長が申し上げましたように、24年度は緊急雇用基金事業として、県の短期雇用基金事業として重点分野雇用創出事業、それから震災等緊急雇用対策事業というものが51,000千円程度ぐらい計上されるらしいということについては報告を受けました。これらとどういうふうに精査をし、住民が生活的に潤う、経済的に潤うことができた雇用問題等も含めて、どういうふうに精査していくつもりですか、いつまでするつもりですかと。もう間もなく24年度の当初予算計画が始まるわけですから、当然それまでにはこれらの問題については精査すべきものだというふうに思っておりますので、この12月議会を機にして説明を求めておるわけです。  だから、そういった意味で、御回答を再度お願いいたしたいというふうに思います。 20 ◯議長(宮原宏典君)  原野総務部長。 21 ◯総務部長(原野 茂君)  それじゃ、牛島議員の行革のことについて、全体的なことですので、私のほうから答弁をさせていただきます。  まず、行政改革を始めましたのは、そもそもが基金の枯渇ということでございまして、基金につきましては、議員御承知のとおり、3町合併したときは20億円でございました。現在、集中改革アクションプログラムほか、いろんな削減をやってまいりまして、23年度末には基金そのものは約40億円、20億円の基金そのものが積み立てるだろうと思っております。しかしながら、議員言われるように、このアクションプログラムによって、一般財源充当額につきましては、平成26年度まで目的としました13.5%を削減していきたいと。ただ、その中には基金の枯渇も入れておりましたので、それも差し引けば、実質地方交付税の乖離額の分を26年度までに持っていきたいと。現在のところ約10億円でございますので、これをつくったときは9.6億円でしたけど、現在、約10億円で節減していきたいと。しかしながら、平成26年度まで10億円でございますので、それ以降、実際の一本算定は平成32年度ですので、私たち職員としては5年前倒しでもって、その目的を達成するためにアクションプログラムをつくったと。  しかしながら、そのアクションプログラムにつきましても、現在、役場の予算は90億円から100億円でございます。ただ、先ほどから270、280という項目を言っておりますけど、実際は三千数百に及ぶ項目でございますので、ただ、前も申し上げましたように、一番最初に手がけるとしたらどれかということを職員に聞いたときに270ばかり上がってきたということで、それから5年たっておりますので、メニューも変わっております。しかしながら、数字としては全体に26年度までには持っていきたいと。アクションプログラムをつくりかえるとするなら、交付税が低減になる27年度ごろからさらにもう一回つくり直していくと。最終的には32年度が一本算定がゼロになるということでございますので、そういったことで、長いスパンでございますけれども、私たちとしては5年前倒しでとにかく節減をしていこうということがこの集中改革アクションプログラム策定の趣旨でございます。  まず第1点目は、先ほど申しました基金の枯渇をなくす、それから歳出削減して、できるだけ貯金をしておこうということからスタートしたわけでございますので、今は私は順調に進んでいっているのではないかというふうに考えているところでございます。  以上です。 22 ◯議長(宮原宏典君)  丸野産業課長。 23 ◯産業課長(丸野隆司君)  牛島議員の3回目の御質問にお答えいたします。  緊急雇用事業の中の重点分野雇用創出事業について、24年度以降についてはどうなるかということの御質問についてお答えします。  基本的には24年度も緊急雇用基金事業の短期雇用基金事業の中の重点分野雇用創出事業の中で、今回、震災対応としまして震災等緊急雇用対策事業ということで、先ほど回答しましたように、51,000千円程度の内示額があっております。  今までやった部分につきましての対応でございますけれども、今現在、事業内容について県と協議中でございますので、まだ正式に決まっておりませんので、そういう部分も含めまして協議をしていくということで御回答にかえさせていただきます。  以上でございます。 24 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認め、休憩をとりたいと思います。再開を10時50分にしたいと思います。                 午前10時36分 休憩                 午前10時50分 再開 26 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。(「回答漏れがあるもんで」と呼ぶ者あり)答弁漏れ。(「答弁漏れが」と呼ぶ者あり)何でしょうか、答弁漏れ。答弁は、総務部長が答弁終わっておったと思います。(「お尋ねしていいですか。私は3回目だから聞かれないから、答弁漏れがあったと」と呼ぶ者あり)  そんなら、ちょっと何が答弁漏れておったか。(「よかですか」と呼ぶ者あり)はい、どうぞ。牛島議員。 27 ◯13番(牛島重憲君)  この議会の中で再三再四、集中改革アクションプログラムの関係等については、先ほど述べられたように…… 28 ◯議長(宮原宏典君)  短く言ってください。 29 ◯13番(牛島重憲君)続  はい、行きます。 30 ◯議長(宮原宏典君)  答弁漏れやけん、何が答弁漏れですか。 31 ◯13番(牛島重憲君)続  資料見直しについて、今回については明らかにしてくださいと私は申し上げたつもりです。その回答をいただいておりません。 32 ◯議長(宮原宏典君)  その部分は総務部長が最後の答弁で言われたと思いますが、答弁言われたでしょう。 33 ◯13番(牛島重憲君)続  あなたは基金の問題だけ言っただけの話やんね。基金ができましたと。それはわかっているくさ。 34 ◯議長(宮原宏典君)  そんなら、答弁。原野部長。 35 ◯総務部長(原野 茂君)  先ほど申し上げましたように、アクションプログラムの計画につきましては、現在のアクションプログラムを平成26年度まではそのまま遂行していきたいと。26年度以降が一本算定の低減にかかりますので、そのときが一番事務方としては新しい資料が提出できるのではないかという考え方で、先ほど今のプログラムをそのまま金額の総額だけを引き継いで、その資料につきましては、26年度以降の切りかえのときにお願いしたいということを申し上げたところでございます。  以上です。 36 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 37 ◯13番(牛島重憲君)  第1項目めについては、今、総務部長の話がありましたのでできませんが、第2項目については、コミュニティーセンターこすもす館フロア西日対策についてをお伺いいたしています。  九州電力による玄海町にある原発3号機は、定期検査終了後の運転再開に向けたトラブルで、運転再開の見通しが立っていないという状態にあります。また、原子力発電機第4号機は定期検査に入らなきゃならないという時期に来ておると。原子力発電……(発言する者あり)4号機については、定期検査に入らなきゃいかん時期に来ておると報じております。九州電力側はより多くの節電を要請しなければならないというふうなコメントを出しておるようです。  そこで、みやき町コミュニティーセンターが使用開始されて、日増しにセンターの利用者が多くなっているということで、喜ばしいことだと思っております。建設に当たって多くの諸問題について率先して御苦労いただいた町長に対して、改めて感謝申し上げたいというふうに思っております。  そこで、1つ目は、議会に意見を求められていたセンター改善要求事項の解決に向けた対応はどのように進められておりますか、お尋ねをしておきたい。  2つ目には、センターフロアの西側は採光を多く取り入れるという条件のもとで、遮光ガラス等をもってやられているのではないかと私は思っております。設計図を見たわけではございませんけれども、当然そのように配慮された上での建設だというふうに思っております。ことしの夏を含め、夏の西日が大変強いということで意見等も聞き及んでおります。何か対策があればお伺いをいたしたいというふうに思います。  以上です。 38 ◯議長(宮原宏典君)  大石社会教育課長。 39 ◯社会教育課長(大石秀夫君)  牛島議員の質問事項の2、こすもす館フロアの西日対策についての御質問でございます。  1)改善要求事項の解決に向けた対応について、2)センターフロアの西日の夏季における対策を図るべきではないかという質問でございますので、お答えいたします。  1)のセンター改善要求事項の解決に向けた対応について、コミュニティーセンターの施設改善要求につきましては、6月議会に補正予算として計上させていただき、予算につきましては議決をいただきましたが、全員協議会で現地踏査をしていただくことになり、8月2日の全員協議会にて現地踏査、その後、9月20日付で意見集約をいただきました。その意見集約により検討した結果、改善項目のうち多目的ホール2階ギャラリー手すり取りつけ変更につきましては、建築基準法の遵守並びに安全面を考慮しまして、手すりの取りつけ変更はできないと判断いたしました。  また、テレビモニターにつきましても、利用者並びに出演者相互での確認によりまして対応をお願いしたいと思っておるところでございます。  予算の執行につきましては、工事請負費のうち、手すり取りつけ変更及びテレビモニターを除いた予算については執行したいと思っております。また、需用費、備品購入費につきましても、12月中には発注したいと考えております。  2)のセンターフロアの西日の夏季における対策を図るべきではないのか、コミュニティーセンターふれあいホール西側のガラスについては、省エネタイプの遮光ガラスを使用しております。日光を和らげるものとなっており、利用者から暑いとの苦情も今のところ余り聞いておりません。また、イベント時以外は夏場のクーラーも使用していない状況で、西日対策としては、さほど必要があるとは感じておりません。しかしながら、省エネ対策として試行的にグリーンカーテンを実施したいと考えております。  以上でございます。 40 ◯議長(宮原宏典君)  牛島議員。 41 ◯13番(牛島重憲君)  最初の23項目にわたるこすもす館施設改善の要求等については、さきの補正予算等で取り決めた内容等を踏まえて対応したいということです。これから先の備品購入等については契約を進めていきたいということですので、十分対応していただければ結構かと思っております。大変でしょうけれども、ぜひ改善していただきますようにお願いいたします。  西日の関係等については、いろいろ意見を私は聞いて、ああ、そういうものですかということで質問を受けましたので、この問題についてはぜひとは思っておったんですけれども、必要はないぞということですので、必要ないとすれば、必要ないとしながらも、この西日対策等については、今年度、まだ使用開始になって日が浅いわけですから、今後、いろんな問題等について、施設改善も含めることが適切かどうかを見るための資料として、フロアの室内温度をはかるとか、いろんな検討策を講じていただければいいなと思いますので、最後にしますので、その辺の回答だけお願いいたします。 42 ◯議長(宮原宏典君)  大石社会教育課長。 43 ◯社会教育課長(大石秀夫君)  2回目の質問についてお答えいたします。  今、こすもす館の遮光ガラスの構造は、厚みが18ミリになっております。1センチ8ミリですね。2層に分かれて、1層がグリーンの色つきのガラスになっております。1層目のガラスが直射日光を抑えるガラスとなっておりまして、遮光ガラスの試験データでは、夏日、晴れたときの直射日光が100%としまして、紫外線を遮断するパーセントは65%から70%の遮光ガラスとなっております。それで、今さっき御質問の中で、来年の夏に向けて室内の温度を見ながら、うちのほうで今さっきお話ししました試行的にグリーンカーテンをするのか、またほかの考え方もあろうかと思いますので、協議しながら、うちのほうで進めていきたいと思っております。  以上でございます。(「ありがとうございます。よろしくお願いしておきます」と呼ぶ者あり) 44 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第7号、13番牛島重憲議員の一般質問を終わります。  通告第8号、5番田中満子議員の一般質問を許可します。田中満子議員。 45 ◯5番(田中満子君)  皆様大変お疲れさまでございます。議席番号5番、田中満子でございます。通告に従いまして、順次一般質問させていただきます。  1問目が学童保育の時間延長について、2問目が三根校区のフラワーパークについて、3問目が国道264号線東分地区の道路状況について、この3問をお伺いします。  では、1問目の学童保育の時間延長についてお伺いします。  昨年の12月議会で平島議員の質問に大坪教育長が御答弁されておられたのが、一番問題になっているのは、働く側にとって夕方の6時は早過ぎるという要望もたくさん参ってきます。現在のところ18時までという形でお預かりしておりますが、なかなか保護者、お母さんたちの仕事の都合でおくれて来られる、そういう中でも気持ちよく指導員の先生方が18時半、19時になろうと迎えに来られるまでしっかり対応してもらっている状況であるということでした。保護者の方たちも遅くなることを大変恐縮されております。町内の保護者さんから、現実的に残業も進んでやらないと部署を飛ばされたり、給料は不景気で昇給はない、共働きで何とか生活ができるのです、ぜひ19時まで預かってほしいとの要望でした。みやき町で実施できないなら、鳥栖市が19時まで実施されているので、引っ越しも考えていると話されました。ただですら本町は人口が年々減少しております。みやき町に住んでおられる方には永住してほしいものです。  町民の声を御理解いただき、住みやすいみやき町にしていただきたいと町長にお願いして、1問目の質問を終わります。  あとは自席より質問いたします。 46 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 47 ◯町長(末安伸之君)  通告第8号、5番議員の御質問にお答えいたします。
     学童保育の延長時間ということで、19時までの延長をという御質問にお答えをします。  放課後児童クラブは、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に通う児童に対しまして、放課後及び長期休業期間、夏休みとか冬休み、春休みに家庭的役割を持った生活の場を提供するとともに、適切な遊びや指導を行うことになっておりまして、町内の小学校の4カ所で児童クラブを設置して、今利用をしていただいているところであります。  みやき町における児童クラブの開設時間につきましては、放課後では授業終了後から午後6時半まで、第2土曜日と長期休業期間につきましては午前8時から午後6時半までの開設を行っております。平成23年度から30分間延長しているところでございます。  現在の午後6時以降の利用状況につきましては、全体で月平均35名の方が利用をされております。  また、県内の午後7時までの児童クラブを開設している市町は、唐津市、鳥栖市、吉野ヶ里町、基山町、嬉野市となっております。  さて、児童クラブの19時までの時間延長についての御質問でありますけれども、今後さらなる女性の社会進出や厳しい経済情勢の中で、さまざまな就労形態が予想されます。幅広い対応が必要となってくると思われますので、子育て支援の充実を図っていきたいと思っています。  また、本町の場合は人口減が著しく、人口推計によりますと隣接する市や町に比較すると、30年後は30ポイント近く違うと。同じ生活圏、同じような地理的条件の中でどうしてそういう状況であるかということは、その分析については議会で申し上げたとおりであります。いわゆる現在の子供さんが少ない、また生産人口層も少ない、そういうものがこのまま人口施策を講じていかなければ自然減による他の隣接する市町と著しく違うということの分析結果を経て、来年度から新たな人口増対策を特化して行う組織改編を行いますということは申し上げたとおりでございます。企画課を2つに分割して、一方を三根庁舎事業部の中に、仮称でありますけど、まちづくり課として設置をしたいと。現在の企画課については行政推進室と統合して、総合企画課、または企画調整課というふうに改めて行いたいということを申し上げましたとおりであります。  その中で、現在、11月29日に対策本部を設置しておりますので、各課各部署にそのメニューを、人口増に関するメニュー、現在行っている事業に加えて新たにメニュー化する必要があるものについて、今、提出をするように指示しています。また、議会の皆さん方も貴重な調査研究等も行っていただいておりますので、それらについて御教示をいただきたいということも議会でも申し上げたとおりでございます。  よって、当然、放課後対策事業につきましては、まずその環境を整えようということで、放課後対策室は各小学校の空き教室を使っておりますけれども、同一敷地内にサービスを向上させるための新たな施設を整備していきたいという考え方を示させていただきましたので、24年度にはその設計に入り、25年度から着工できないかという準備にこれから入っていきたいと考えております。  ハード面の整備に加えまして、さらなる充実を行っていきたいということで、まずは18時から18時半に延長しました。さらに、その延長ニーズがありますので、来年から19時に時間延長をしていくことについて前向きに検討をしていきます。このことについて教育委員会のほうと協議をさせていただいて、実施する方向で指示をしていきたいと思っています。  そのほかに、今、子育て支援で町内の若い世代の方々が大変御活動いただいています。今、試行的に中原保健センターを活用して子育て支援グループの方々に取り組みを行っていただいております。昨日もこすもす館におきまして、その方々主催による講演会が行われましたし、さまざまな活動を今年度行っていただいていますが、大変行動力が我々以上に秀でた方々が集まられて、みやき町は県内でも誇れるような若いお母さんたち、子育て世代の方々の活動というのが顕著になってきました。  そういうことから、学童保育についても、今後の子供支援についても、官民一体、そういう方々のお力をかりて、より充実をしていきたいと考えているところでありますので、時間延長の19時までのみならず、高学年の受け入れについても積極的に今後行っていきたいと。現在は特別な事情のある方に限りということの一つの枠組みをさせていただいています。それは理由としてはハード面です。今現在の空き教室では対応できないと。高学年の方、希望者全員を受け入れるとなれば、やはり低学年層との区別というか、分けたほうがより放課後対策は充実できますけど、スペースがないという問題で特別な事情に限りということで、その選定委員会の中で決定しています。  新たな施設整備を検討する中で、どなたでも、高学年の方でも利用できるような施設整備をという考え方の中で今後進んでいきたいと思っておりますので、これからもみやき町の人口減に歯どめをかけ、人口が増加できるような施策を講じていく中で、最も重要な子育て支援のメニューの一つでありますので、この放課後対策についても、より他の市町にまさるような施策を今後講じていきたいと考えております。  以上です。 48 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 49 ◯5番(田中満子君)  前向きな御検討、ありがとうございます。延長保育をまた30分延ばしていただいて、預けているお母さんたちは大変喜ばれると思います。安心して仕事もできるのではないでしょうか。  19時まで延長保育をしていただくとなれば、延長代金は幾らなのか。例えば、子供が年子で2人いるから、2人とも学童保育に預ければ、その2倍の料金になるのか、そして近郊の市町では延長代が幾らぐらいなのかをちょっとお知らせいただきたいと思います。  それとまた、夏休みとか冬休み、春休みのこの長期休みのときに延長保育も実施していただけるのか、重ねてお尋ねします。 50 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 51 ◯町長(末安伸之君)  まだ現段階では、来年度から19時まで延長できないかということで検討を、田中議員の通告をいただきまして協議に入ったところでありますので、あと延長料金をどうするか、また休業中におけるサービスをどうするか、これから協議に入っていきたいと考えています。  年明けには方針を決めたいと思いますけれども、先ほど申し上げましたように、他の市町と同じようにやっていても、みやき町としての魅力というか、PRできません。アピールできませんし、先ほど御質問にあったように、延長保育がなされないなら鳥栖市に引っ越ししようという方もいらっしゃると。私も隣接する市町に転出された方、またみやき町に転入しようと思ったけど、隣町に行かれた方を数名聞いております。1つは、乳幼児医療費が無料であったという理由で、残念ですが、隣町に行かれたと、同じく隣の市に行かれた。そういうことから、他の隣接する市町に劣ってはならないと。むしろまさるような施策を講じていかなければ、先ほど申し上げたように、人口増を図るということを強く申し上げておりますけれども、絵にかいたもちになりますので、これから他市や町の状況等をかんがみながら方針を決定していきたいと考えています。  以上です。  担当部局から現状がわかればお願いします。 52 ◯議長(宮原宏典君)  教育委員会事務局長。 53 ◯教育委員会事務局長(森 要兒君)  田中議員の2回目の御質問でございます。  負担金関係についての御質問でございます。  現在、みやき町の放課後児童健全育成事業負担金徴収条例施行規則に基づきまして、30分間の延長につきましては、特別な事項でございますので、日額100円というようなことで今現在徴収をお願いいたしておるところでございます。  今回、町長のほうから新年度、24年度からさらに30分間延長というような方針も出されておりますので、この分につきましては、現在、30分100円というようなものでございまして、徴収金額については100円を200円にするか、同額でいくかにつきましては、教育委員会の中でもさらに検討を加えていきたいと思います。検討した結果につきまして、町長部局のほうに再度協議をさせていただきたいというように考えをいたしておりますので、現在、徴収金額についてはまだ定かではございません。  それから、現在19時まで延長されております県内の市町につきましては、余り変わらないような金額設定ではないかというようなことで認識をしておるところでございます。具体的な徴収金については現在ちょっと手持ちの資料がございませんので、さほど変わらないというようなことで御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 54 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 55 ◯5番(田中満子君)  じゃ、3回目の質問に入りますけれども、例えば、学童保育料金を払えず延滞してある方とかはいらっしゃるかどうか。そういった場合、町としてはどういったふうな対応をされているのかお尋ねします。 56 ◯議長(宮原宏典君)  大石社会教育課長。 57 ◯社会教育課長(大石秀夫君)  田中議員の3回目の御質問にお答えいたします。  今、延滞金の分について、延滞金は納めておられるのかという御質問でございます。  今、この中で35名の方が児童クラブの延長に入っておられますけど、今のところ延長の対象はおりません。現在ですね。  以上でございます。(発言する者あり)  済みません、失礼しました。延滞分は、35名の方はおりません。失礼しました。 58 ◯議長(宮原宏典君)  いいですか。田中議員。 59 ◯5番(田中満子君)  2問目に入ります。  2問目には、三根校区のフラワーパークについてお尋ねいたします。  三根には広大な敷地があるフラワーパークというおしゃれな名前の公園がありますが、余りにも荒れ果て、雑草公園化しております。広い公園を管理することは大変な労力と経費が必要です。しかし、手を加えないで放置しておくと公園の機能が低下するばかりです。  今後どのように取り組んでいかれるのかお尋ねいたします。 60 ◯議長(宮原宏典君)  丸野産業課長。 61 ◯産業課長(丸野隆司君)  5番田中議員の質問についてお答えいたします。  三根校区のフラワーパークについて、今後の取り組みの御質問でございますけれども、フラワーパークは、合併前の平成9年にフラワーパーク整備事業として、町民の親睦と融和を図るため、自然と親しみ、触れ合う場として花園や多目的広場、駐車場、トイレ等が整備され、住民参加型の手づくりの公園として設置されております。  開園当初は年間を通じて花等を植えられ、地域住民の憩いの場として活用されておりました。今回、議員の御質問のとおり、現在は花などの植栽は行っておりませんので、定期的に芝の管理や花壇の草刈りを行っている状況でございます。  今年度から公園内の北側の花壇2区画は、NPO法人Linkに子供たちの情操教育や親子触れ合いを目的として実施する野菜づくりの畑として来年の3月31日まで無償で使用させている状況でございます。実際にサツマイモなどを収穫されており、自然教育や食育として実績を上げております。  今後の対策につきましては、町内の方々が気楽に訪れることができるように管理を行っていきます。  また、フラワーパークにつきましては、約1.2ヘクタールの面積がございますので、関係各課と協議し、有効活用についての協議を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 62 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 63 ◯町長(末安伸之君)  現時点での考え方につきましては、産業課長が申し上げたとおりであります。  次年度以降、来年度から人口増対策をより特化して強化するということを申し上げていますので、まず町有地を宅地分譲して、より活用することを本格的に取り組んでいきたいと考えています。その中で、フラワーパークというのを宅地分譲の候補としても検討に加えていきます。ユニークな話題性のある宅地分譲、いわゆる新たなニュータウンとして、例えば、菜園つきのニュータウンとか、太陽光まではいきませんけれども、魅力のある分譲地として活用できないか、これもあわせて検討を加えていきたいと考えているところでございます。  以上です。 64 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 65 ◯5番(田中満子君)  今、平成9年に三根当時でつくられたということですけれども、このフラワーパークは国道264号線より少し北へ入ったところで、車の往来も少ないし、かなり安全な場所であろうと思います。隣には花のみねという老人施設もありますし、子供や高齢者の憩いの場所としてはとてもいい場所であろうと思います。今、ニュータウンとして検討をということですけれども、ニュータウンはまだまだ中原にあったり北茂安にあったり、そういった分譲地のほうを先に力を入れてお売りいただき、このフラワーパークはフラワーパークとして、町民の方以外、他県からも来られるようなフラワーパークにしていただきたいと思います。  とにかくみやき町にも総合公園みたいなのが1カ所あってもよいのではないでしょうか。現在は花も植えていないし、確かに殺風景で何の魅力もありません。多少不便なところと皆さん思われるかもしれませんけど、町内の南北縦断道路の計画もあり、西島まで開通すれば中原からも身近になりますし、1つの例として、山田のひまわり園も、あんな山の上の不便なところにという声が最初は聞こえておりました。しかし、月日とともに、口コミで徐々に見学者も広まっていると伺っております。多少不便であっても、やはり魅力のあるところには皆さん集まられるということです。  だから、例えば、このフラワーパークには久留米の石橋文化センターのようなバラの花で埋め尽くすとか、大和の菖蒲園のようなショウブですね、大和の菖蒲園は多久方面に向かう道路に菖蒲園の看板も掲げてあり、他県からも来られているようです。そのような菖蒲園をつくったりとか、また桜の樹木も植えていただいて、一部休憩できるベンチやあずまやなどを設置して、できれば遊具なども置いていただきたいと思います。子供から大人まで多様な使い方のできる公園を整える必要があると思います。パンジーみたいな背の低いかわいらしい花で見学者を迎える公園が皆さんの心をいやしてくれます。そして、花の植えかえなどはボランティアの方たちとか老人会の方たちに賛同していただいてはいかがでしょうか。  北茂安校区の保健センターの広場の南側に以前は花も植えてありました。しかし、植えたら植えっ放し、枯れたら枯れっ放しで、花壇らしく年間いつも花が咲いている、そんな場所にしてほしいと一度質問した記憶があります。今では四季折々の花が咲いております。ボランティアの方たちも毎回植えかえなどに楽しみに行かれております。大変ありがたいなと思います。御近所からも2人ぐらいその花の植えかえに行ってあるんですけれども、真夏の暑いときとか大変だろうと思うけれども、やはり花を好きなので全然苦にはならないということで、喜んで行きよるよということでした。  それからまた、各区の老人会では、区内のあちこちにですね、例えば、白壁区老人会とか何々老人会とか、そういった老人会の花畑もつくってあります。お年寄りの方と言っては失礼ですけど、老人会の方たちも花を見るのが楽しみと話されております。  恐らく花が嫌いな人はいないと思います。どこの玄関先にもほとんど花が咲き誇っておりますので、ぜひフラワーパークとして町内外の方も参加できるような、いつでも入って見学できるような、そういうフラワーパークに生かしていただきたいとお願いする次第です。御答弁をお願いします。 66 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 67 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  まず、今後の町としての総合公園化につきましては、現在、元民間保養施設という名称で試行的に配置して取り組みを行っています調査研究の一環、今後はみやき町としては、その地を総合公園化できないかということで考えております。いろいろな四季折々の花とかを植えて人々が集まっていただいて、ロケーションもいいものですから。そして、何よりもそこは他の活用というか、用途が限られています、地形上も。  フラワーパークについては、宅地として活用できる平地です。宅地として活用できるところは、宅地として活用できることで検討を加えていきます。新たにそこが人々が集まるような総合公園化をするとすれば面積が足りません。駐車場を含んで、新たに駐車場を整備する必要がありますし、新たなイニシャル投資が必要となります。かつ、そこに人々を呼んで、みやき町にとっての投資した費用対効果というのがどこまで望めるかということです。さっきも申し上げたように、同じ投資をするなら元民間保養施設のほうに投資をしていきたいと考えておりますので、もちろん当時は観光農園、分譲して、久留米市も隣接でありますから、数年前、原課のほうで観光農園化しようということでの検討を加えたところでありますし、または高齢者のみならず新たな施設を誘致しよう、または病院というか、あの一帯は少ないもんですから、施設と病院を誘致できないかということでの検討もしたこともあります。  そういう意味で、現在のフラワーパークとして今後活用していったほうがいいのか、または宅地として活用したほうがいいのか、または病院とか施設とか、そういうものを誘致したほうがいいのか、または公営住宅をそこに建設することも、候補地としてもあわせて検討していきたいということで、その活用については多目的な活用方法を検討していきたいということで申し上げさせていただきたいと思いますので、現時点では流動的というお答えをさせていただきます。  そしてなおかつ、現時点では今の現状を継続していきますと。来年度以降、人口増対策を図っていく中で、その一つの候補地としてなることは間違いないということでお答えをさせていただきたいと思っておりますので、これからの人々が集まる、集うような、また教育とか環境とかを含めまして、元民間保養施設のほうに集中していきたいと考えておりますので、その点、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 68 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 69 ◯5番(田中満子君)  町長がおっしゃるように、元民間保養施設、あそこもやっぱり人が集まってもらわないと、せっかくあれだけの見晴らしのいいところでありますので、それはそれでいいかと思います。ただ、三根のフラワーパークですと、御近所の方は歩いて行けます。北茂安からとか行けば、当然車で行ってもよかろうと思いますけれども、この元民間保養施設ですと歩いては大変きついんですよ、一度徒歩で上りましたけど。だから、巡回バスみたいなのが必要じゃないかとは思いますけど、そこら辺は今後いろいろと討議されたりするでしょうから、とにかく皆さんが集まれる、そういったフラワーパーク、もしくは三根のほうは新設していただく団地とかにもなる可能性があるということでしたけれども、とりあえず町民の方たちが喜んで行けるような、そういった場所にまずはしていただきたいと思います。  例えば、三根フラワーパークがかなり敷地が広いので、有効に使えると思いますけれども、京都の向日市とか、兵庫県の明石市とか、神奈川県の厚木市などでは公園にも防災備蓄倉庫を設立されているそうです。3・11の東日本大震災のような津波こそはないでしょうけれども、想定外の災害とか、そういったのが佐賀県内、また本町にもないとも言えません。そのための備蓄倉庫をフラワーパークに設立などお考えでしょうか、お尋ねします。 70 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 71 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  大変申しわけありませんが、備蓄倉庫をフラワーパーク内に設けることは考えておりません。それは他の施設の中での対応をさせていただきたいと思います。  それと、さっき申し上げたように、現在はNPOの方に子供さんたちの情操教育とか親子の触れ合いを目的として野菜づくりの畑として使っていただいています。これもこれとして、していったほうがいいのか。現在、現状のところは今のままでいきます。しかし、来年度以降は宅地としての活用も検討しますということです。どちらにするというのはまだ決めていません。  ただ、議員がおっしゃるように、現時点でそこに人々が集まるようなフラワー公園をもう一度という御質問については、私は既に一回実証済みだと思います。旧町時代、そういう構想のもとでされて、トイレ初め、コストもかけられておりますけど、実態としては、最初、住民の参画によってそういうフラワーパークをしようという趣旨で立派な事業を取り組まれましたが、現状としては町のほうで草を刈るのがやっと。今、やっとNPOの方に使っていただいているという現状ですから、果たして人々が集まるための新たな魅力をつくるためには、ただ花を植えたばかりではなかなか多くの方は見えないと思います。そうすると、新たな計画が必要となりますので、面積は私は足りないと思います。それとまた、平たん地ですから、同じ費用をかけるなら、もっと効果的なものにかけたいと思います。
     それで、三根地区においては筑後川というのがありますから、自然景観も含めて大変すばらしいところがありますので、自然の恵みの中で十分そういう憩いの場所とか、または環境学習もできる地でありますので、そういう筑後川の流域周辺でそういうものができないのかなと。どうせ公園をするとするならですね。そういうところは、今、筑後川未来空間ということで久留米とか大川、柳川と一緒にそういう提案活動を行っています、川の駅構想ということで。その川の駅構想の中で、天建寺橋の渡し船がもとありましたけど、みやき町としてはそこを川の駅としてできないかということで、今、久留米とか大川、柳川と一緒に提案活動を行っています。事業部長が詳しいです。  そういう方向での町民の方の安らぎ空間というのを筑後川の流域で求めていきたいと考えていますので、新たに筑後川の堤外というか、内にそういう総合公園的なことをつくることは考えておりません。  以上です。 72 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 73 ◯5番(田中満子君)  では、3問目に入ります。  国道264号線東分地区の下りカーブで、久留米方面から来る車と天建寺橋から土手を通って来る車で事故が時々起きています。土手を通る車は一たん停止ではありますが、佐賀から上りの車は土手からは見にくいゆえ、事故につながっていると思われます。また、江見から六田に向けて拡幅工事がほぼ済んでおるようですが、東分のカーブなど事故の多いところを優先に整備すべきであります。そして、本分から西島までは歩道が一部途切れてあり、さらに東分までには歩道がありません。高齢者の方は押し車で歩いてあり、危険を感じます。  歩道の整備は引き続き工事に入るのか、それと東分の事故対策をどのようにお考えなのか、御答弁をお願いいたします。 74 ◯議長(宮原宏典君)  山口建設課長。 75 ◯建設課長(山口一夫君)  今、田中議員より国道264号線の東分地区の道路状況についてということで御質問があっております。  坂口地区からの車と264号を走る車で東分土手での事故が多いと、今後の対策はということでございますが、長年の懸案でありました主要地方道諸富西島線は、町内4キロのうち天建寺橋から国道264号までの区間1.8キロにつきましては佐賀県より改良を完了されております。御指摘のこの交差点は、改良工事で整備は終わった状態ではございます。しかしながら、整備が終わった平成21年3月から平成23年10月末までの間に人身事故が5件、物損事故が7件発生している状況でございます。  道路管理者でございます鳥栖土木事務所と協議をさせていただきまして、今後の安全対策について、鳥栖土木事務所、鳥栖警察署及び町の3者で協議の場を設けたいということで提案があっておりますので、その協議の中で対策等を検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 76 ◯議長(宮原宏典君)  中島事業部長。 77 ◯事業部長(中島 識君)  田中議員の御質問の中で、いわゆる現在の264号の改良工事についてということでございます。  これは御承知のように、六田から江見の間についてはほぼ完成をしておるわけでございますけれども、このあとの残りの区間につきましては、国道264号の期成会がございます。その中で、毎年、国土交通省にお願いをして要望しておるところでございます。  また、本分から東分までの間、それからほかの間についても、やはり町としましては、当然皆様方の御協力があって用地を買収していかなければならないというようなことで、非常に苦慮しているところでございますけれども、本分から東分の間につきましては、昨年度、歩道の整備ということで県のほうから歩行者の調査を行っております。しかしながら、現在においては、やはり生徒数が非常に少ないということで、その効果が非常に期待が少ないということで言われておりますけれども、町といたしましては、そういう問題は別にしても、当然お年寄りの方、それから乳幼児の方たちと一緒にその歩道を利用していただくということで考えて、今現在も要望をやっております。  また、東分の堤防までの間ということでございます。この間が非常に難しいわけでございますけれども、御承知のように、カーブのところが通瀬川になっております。それから、今度は久留米寄りに行きますと江口排水機場、いわゆる国の管轄する排水機場がございます。これを改良していくということになりますと、多額な金がかかると。それと、当然この道路、いわゆる諸富西島線の改良工事を進める段階において、18年3月に関係地区との協議をやってきたわけでございます。その中で、信号機の取りつけという話があったわけでございます。その中で、土木事務所が申し上げられたのが、まず現在の交差点部分についてはカーブになっていると、このカーブ部分をどのようにするかと。もし信号を取りつけても、どの地点で停止線をつけるか。例えば、極端な話でいいますと、東分のバス停付近でとめなければまず無理だと、カーブの途中でとめるというのは非常に難しい。それから、冬場になると、あそこはカーブでもあるし、非常に危険な箇所であるというようなことで、非常にそういうふうな話があったわけでございます。また、信号機をつけるということになりますと、河川堤防敷内ということで、国との交渉にも入るということで、今後、その点については、1回目の山口課長のほうからも答弁しましたように、町、警察、土木事務所、それから筑後川河川事務所との協議が必要であろうかと思っております。そういうことで、今後、十分なる協議を詰めていかなければならないと思っております。  以上です。 78 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 79 ◯5番(田中満子君)  その東分の事故が、人身事故が5件、物損が7件起こっているということで、以前からこういったふうに事故があっているというので、当然もちろん検討はされたんでしょうけれども、結局、信号機とかがつけば、ちゃんと発進するし、ストップするという形ですけれども、こういう似たような場所が恐らく日本全国にどこかにはあると思うんですよね。だから、こういった人身にしろ物損にしろ起きてはならない事故が、毎回と言っちゃいかんでしょうけど、現実に起きているから、もっと警察のほうで言っていただいて、だから、佐賀県内とか福岡県内ぐらいには、そういった土手のところに信号というのはちょっと不備でしょうから、もっと考えていただいて、していただきたいと思います。  当然、歩道の整備にしても、例えば、民家があれば立ち退きで大変迷惑をかけたり、費用もたくさん要るんですけれども、あそこら辺はもう農地用の田んぼとかがありますので、そこら辺はもっと交渉していただいて、幸いに大きな事故は起きていませんけれども、歩道がなければ老人の方たちはちょっと怖いですよね。それと、信号機が設置できない、このカーブでありながら坂になっているから非常に難しいところではありましょうけれども、そこら辺を何とか安心できるような安全なところにしていただきたいと思います。  このたび拡幅された東分の土手から南のほうに走れば渋滞もなく、左折すれば福岡の三潴のほうにも行けますし、直進すれば諸富のほうに入り、川副を通って佐賀空港へ行く道路でありますので、このアクセス道路を利用する車は多いと思うんですよ。非常にスムーズに走れますのでね。ただ、土手の上は一部狭いところもありますけれども、渋滞しないがためにこういった道を望んで行かれる方もおられますので、何とか東分のあの部分、事故が起きないような方法というのは何かないものかお尋ねいたします。 80 ◯議長(宮原宏典君)  田尻総務課長。 81 ◯総務課長(田尻茂喜君)  田中議員のさっきの質問ですけれども、まず信号機の要望につきましては、平成18年11月に実際みやき町交通安全対策協議会のほうより提出をしました。ただ、提出しましたけれども、その却下の理由としましては、先ほど事業部長が申しましたように、道路の形状を変更しない限りは困難であるということでございます。  あくまでもみやき町としましては、あそこは交通事故が発生していますので、危険箇所であるということで、交通安全対策協議会としましても要望は続けていきたいと思っております。  以上です。 82 ◯議長(宮原宏典君)  田中議員。 83 ◯5番(田中満子君)  もちろん要望をぜひし続けていただきたいと思います。極力早くいい案とかがあれば、そういったのを出していただいて、安全なカーブといいますか、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 84 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第8号、5番田中満子議員の一般質問を終わります。  通告第9号、16番岡廣明議員の一般質問を許可いたします。岡議員。 85 ◯16番(岡 廣明君)  ただいまより通告第9号によりまして一般質問を行います。  質問事項は3問であります。1点目は町道の未舗装整備について、2点目は三養基土地改良事業の遅延について、3点目は北茂安校区のイノシシ駆除対策は、以上3問について質問を行います。  第1点目は、町道の未舗装整備についてでございます。  町道路の問題については、今日までいろいろと質問もし、提案も重ねてまいりました。要は道路ができれば地域が変わり、住宅ができ、商店や工場等の進出と経済効果をもたらし、町の活性化につながります。そのためにも道路事業は欠かせない必要な施策でもあります。  そこで、1)未舗装の状況、未整備は何カ所、何路線あるのか、1級町道、2級町道、その他の町道ごとに示していただきたいと思います。  2)以前より地区要望書が提出されております町道石井線はいつ整備完了させるのか。  イ、舗装整備については、地先の町有地町南団地水道ポンプ跡地より未舗装部350メートルあり、舗装工事はどうなっているのか、いつまで予定しているのか。  ロ、橋の拡幅については、三差路に橋がかかり、ここが一番狭くなっております。軽自動車等がぎりぎりであり、大型農機具等も通らず、なお直角に道が曲がり、ガードレールの角は曲がり、車などがこすった状態であります。橋幅を広くしていただけると車等は曲がりやすくなり、ガードレール等との接触も少なくなると思われます。ぜひ早急に取り組みをしていただきたい。  ハ、ことし7月の雨季のゲリラ豪雨により、寒水川堤防が一部決壊した箇所の災害復旧対策はどうなっているのか。  以上、2項目について質問をいたします。 86 ◯議長(宮原宏典君)  お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(宮原宏典君)  異議なしと認め、休憩をとりたいと思います。再開を13時といたします。よろしくお願いします。                 午前11時52分 休憩                 午後1時   再開 88 ◯議長(宮原宏典君)  休憩中の本会議を再開いたします。  答弁を求めます。山口建設課長。 89 ◯建設課長(山口一夫君)  通告第9号、16番岡議員の御質問にお答えをいたします。  町道の未舗装整備についてということで2点御質問をいただいておりますので、順番にお答えをいたしたいと思っております。  まず1点目、未舗装の状況、未整備箇所は何カ所あるか、1級、2級、その他町道ごとにということでの御質問でございますが、未舗装道路の総延長は1,748.9メートルでございます。  級種別には1級の総延長4万2,791メートル、20路線のうち1路線、73.1メートル、2級は総延長3万7,215.8メートル、28路線のうち1路線、485.5メートルでございます。その他の町道では総延長17万5,977メートル、465路線のうち10路線、1,190.3メートルとなっております。町道全体の総延長25万5,983.8メートルからすると、0.68%の未舗装率となっております。  未整備箇所につきましては、町道認定後、改良事業に至っていない路線ということで、四本柳公園線の1路線、約400メートル、一部改良に至っていない路線としては原古賀中央線の一部67メートルと江見西念寺橋線の一部63メートルの2路線と認識をしております。  級種別はいずれもその他の町道でございます。  なお、この未整備箇所には、一部狭小となっておって改良が済んでいない路線については含んでおりません。  次に、町道石井線はいつ整備完了されるのかという御質問でございます。  この路線は県河川であります寒水川の管理道路を町道として認定しております。平成18年度に地元区長より道路の拡幅及び舗装改修についての要望がなされております。当時、町道ではございますが、寒水川の河川管理道路ということで鳥栖土木事務所と協議を実施しておりますが、河川管理上では現状で問題ないとの回答を受けまして、既存舗装があった部分については舗装改修を行い、一部未舗装部分がございますが、それにつきましては防じん塗装によって対応をするということで地元に回答をいたしており、平成19年度事業にて実施をいたしております。  まず、質問の舗装整備でございますが、一部未舗装箇所はございますが、この寒水川は河川改修の計画がございまして、今年度から鳥栖土木事務所によりまして河川改修計画のための測量に入っておられます。つきましては、今後、河川改修の計画や時期を調整しながら考えていかなくてはならないと思っております。  次に、ロの橋の拡幅でございますが、これも河川改修計画等により手戻りがないように、同じく検討をしていく必要があると考えております。  最後に、ハでございます。災害対策でございますが、以前は豪雨時にたびたび越水をしておりましたが、平成22年度に鳥栖土木事務所により、河川に堆積した土砂のしゅんせつが町内数カ所で行われております。石井地区においても実施をされており、また河川内で水の流れを阻害しておりました樹木の伐採等も平成22年度に実施しております。以前から比べると、越水の危険性は下がったものと考えております。  なお、議員御質問の本年7月の豪雨により、六ノ坪橋下流の堰が一部崩壊をいたした箇所につきましては、鳥栖土木事務所によって補修工事を予定されております。年内には施工業者の決定がなされるということでございます。  いずれにいたしましても、この路線はまちづくり環境整備事業で取り組む予定をしております。今後はまちづくり環境整備事業の優先順位と河川改修の計画、時期等を考慮いたしながら事業を推進し、また少しでも災害の危険が減るように、県に対して早期の河川改修による整備をお願いしていきたいと考えております。  以上でございます。 90 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 91 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま回答いただきまして、大体わかりました。やはり未舗装の状況、未整備についてで、まだまだ補修をせねばならないところとか、いろいろ整備がおくれているところもあると思われます。未舗装につきましては全体で0.6%ということで、大変進んでいるわけでございます。ただ、未整備につきましては、やはりどういうものを未整備、今、課長の答弁では、原形のない町道、架空の道路ですね、そういうとの答弁等はいただきました。それとか、拡幅ができていないところ、それとか、まだ交渉が終わっていないところ、上げれば、中原校区内を見てでも、まだあるんではないかなと。まだ部分的に買収ができていないというやつもかなりあるようでございます。  このみやき町の議事堂がございます中原庁舎の近辺を見ましても、先ほど未舗装の部分で原古賀中央線ですか、これについて御答弁はいただきました。いわゆる原古賀中央線、東側の町道でございますけれども、この道路につきましても、実際町道認定して、もう十四、五年、十数年経過をいたすわけでございますけれども、一向に進んでいない。現在、三養基高校生が電車通学を行っておりまして、三養基高校の指定のスクールゾーンにもなっているようでございまして、時間帯によれば一方通行で、逆に駅のほうには行かれない状況下でございます。生徒たちは多分7時半ぐらいの電車で来ておりますかね。そのときは片側は全然通行できないという状況下でもありますし、大体これは町として拡幅する考えがあるのかですね。その点はどう対応されて今回まで延んでおるのか、その点についても御答弁をいただきたいと思います。  また、庁舎の南側、いわゆる東西線ですね。これは町道原古賀線といいますか、この点については庁舎の西わきにみやき町が倉庫を借りておりましたですね、物置として。それを数年前、空き部屋がいっぱいあるから、もう倉庫は要らないよと、年間900千円も1,000千円も払う必要がないということで撤去をし、土地を返したといういきさつがあるわけですね。この件につきましても、返したのはいいんですけれども、歩道の拡幅はできていない。庁舎の南側は2メートル50か幾らの歩道がずっとあるわけです。しかし、返した部分だけが急に狭くなっている。しりしぼみになっている。やはりそういうやつは執行部として、返したなら返したで、この道路がどういうふうになるかということまで吟味して返していただきたかった。この中原庁舎をとらえましても、どちらも地先はしりぼそみになっておるわけですね、しりぼそみ。将来、みやき町がどういう形態になっていくかはわかりませんけれども、いわゆる庁舎を一本化するというようなことになりますと、町民の方の利便性の問題からしても、やはりそういうものは将来を見据えてする必要性があるのではないかなと思う次第でございます。特に、そこの今度返したところは分譲地として売りにかけられております。たかが10メートルほど買収すれば済む問題だったと思うわけですね。金額にしても、そう高くはなかったんではなかろうかと思われます。  ですから、やはり将来を見据えた先見的な計画をしていただきたいなと。その場その場しのぎでなくて、やっていただきたいと、つくづく私は痛感をいたします。  また、ことしの6月議会で、中原、北茂安、三根を結びます南北道路の件でも1つ提案をいたしました。今後、自転車道の併設の問題ですね。やっぱり新設か併設が必要ではないですかといって私が質問しましたら、もう1カ月後か2カ月後、テレビでは今後の──やはり自転車はあくまでも原則左側通行です。ですから、歩道を走れば事故を起こす、車道を走ればまた大型の邪魔になるとか、いろいろ問題がある。ですから、そういうもろもろに対しても先見の明を持って、自転車道の対策等も今後必要になってくるんではなかろうかと思っております。  答弁では、整備は困難ですよというような答弁をいただいております。しかし、機会があれば、今後、公安委員会とも協議して、やりたいと。機会があればというようなことでございますので、そういうことでなくて、やはり将来を見据えた道路設計というものは必要ではないかと思いますので、その点を含めて御答弁をいただきたいと思います。  それと、中原町時代、中原南部土地改良事業というのが平成の初めに行われました。圃場整備事業ですね。私も東寒水の土地改良区の役員として、換地関係から一切引き受けた経緯があるわけですね。そのとき、私どもは西寒水、東寒水、石井を結ぶ東西の線を計画したわけですよ。そのとき、1つは、いわゆる東寒水区内と西寒水を横に連絡するのは旧国道しかないわけですから、真ん中の西寒水のお宮からつっぽがそうという計画をし、東寒水区は、いわゆる農林事務所は圃場整備は4メートルしかいけませんとしつこく言われた。しかしながら、我々はやはり将来は5メートル以上なければ道路は成立しませんよということで、農林事務所ともかけをし、5メートル道路をつくり、そして西寒水のお宮の横をつっぽがす計画をして、町にお願いして、現在の切通西寒水線が完成いたしました。そのとき、その東わきはどうするかということで議論を重ね、当時、県立希望の家の北わき、いわゆる町道町南団地1号線、この路線と結んで石井に結びましょうと。それに結ばれるのが町道石井線なんですよ。ですから、この東西線を計画した経緯があるわけです。その当時、建設課の図面にも点線で希望の家の北わきの町道1号線に結ぶ青写真ができておったわけですよ。しかし、今の圃場整備の状況下では、どうしても東につっぽがさにゃいかんということで、現在の国立病院機構東佐賀病院から春光園に結ぶ道路と結んだわけですよ。そして、現在、東寒水西寒水線、西寒水切通線というものが一本化でつながった状況下でございます。ですから、その東西に対する石井線に結ぶ重要な道路と我々は認識を今日もいたしております。  そういうことで、石井の前区長さんのときに要望書、今、課長の答弁では平成18年に要望書が出たということでございますけれども、18年から数えて、もう要望書が出て5年経過いたしますかね。また、今日の区長さんもそれの確認に役場に行かれておると思うんですよね、どうなっているかということをですね。  ですから、その点を含めて、ただいま課長のほうから答弁いただいたとは思いますけれども、答弁の中では寒水川の河川堤防工事との絡みだというようなことでございます。しかしながら、今年度から測量に至ったということでございますけれども、この寒水川を含めましても、今、河川工事があっているのは西尾上地から南ですね。堤防のかさ上げとか拡幅があっているのは。それが本当に西尾橋まで来、なおかつ石井橋へ来、六ノ坪橋ですね、ここまで来るのにあと何十年かかるかわからんと思うわけですよ。ですから、18年度に要望があった。その当時、どういう回答をされたかわかりませんけれども、その回答の内容がどうであったかわかりませんけれども、現段階でただそれが入ってきたから、もうそれまで延ばしますよでなくて、やはり今も地域の方、またそれを取り巻く地区の方、大変不便さを感じておられます。極端に言えば、寒水川の東わき、石井の公民館から西尾、川原に行く道路よりも西側の石井線のほうが利用者、通る人が多いわけですよ。向こうを舗装するでなくて、本来なら西側を先にして東をするべきではなかったかなと。現在も西田という地区、石井地区の中に飛び地──飛び地じゃございませんけれども、石井地区の中に2戸、おうちがぐっと離れた西田地区、字地区でいえば西田といいますかね、あそこに2軒、おうちがある。そこまでキロ数にして1キロちょっとぐらいありますかね。石井公民館まで会議は来んないかん、回覧板は持っていかんないかんということで、あの道路は必ず必要な道路だと思いますよ。  それと、管理の面におきましても、現在、砂利を多分入れておられます。ですから、車が通ります。その砂利が跳ねて田んぼに入る。そして、わだちができ、中央が高くなり、草が繁茂する。現在、蛍の生存地でもあるわけですよ。夏場はかなりの方があそこを散策されております。今回、ユンボでヨシ等の除去をされましたから、前年度よりも減っておりますけれども、まだまだ石井橋の付近は蛍の生存地でございます。とにかくあそこは夜もいっぱい蛍を見に皆さんお見えになっておりますし、私も年に何回でも行きます。  そういう場所でございますので、そういうことを吟味して、本当にこの道路についてどういうふうに思われておるのか。今、350メートルほどございますけれども、結局、橋のところまででも舗装が早急にできないものか。23年度から土木事務所が測量に入ったといっても、あそこがいつ拡幅になるかわからない、現状は。その日付が24年度にできますということであれば、私はあえて申しませんけれども、10年先になるか、20年先になるかわからない状況下の中では、余りではないかと思いますので、その点を含めて御答弁をいただきます。 92 ◯議長(宮原宏典君)  山口建設課長。 93 ◯建設課長(山口一夫君)  岡議員の再度の御質問にお答えをいたしたいと思っております。  まず、1点目の原古賀中央線の経過についてでございますけれども、この路線につきましては、用地及び家屋の補償を含め、過去十数年と交渉を続けてまいっているところでございます。地権者の御理解を得ることができずに、現在まで事業が休止している状態でございます。朝夕の通学、通勤でJR利用者の方が一部御利用されておりますけれども、現在は町道原古賀五本黒木線の改良、場所でいいますと中央公民館と原古賀地区の公民館の間の道路でございますけれども、その路線の改良によりまして、県道早良中原停車場線に接続ができている状態でございます。そういうことで、この道路の必要性は、当時と比べますと低くなっているんではないかと考えております。したがって、現時点では道路の改良計画というのはいたしておりません。
     それから、庁舎の南側でございます町道原古賀線の経過ということでございますけれども、西原倉庫の解体後、不動産会社によりまして住宅地として分譲計画があるということでお話をお聞きし、町道原古賀線、それと町道原古賀田島線、南北に延びている道の交差点部分でございますけれども、そこの交差点改良用地として不動産会社のほうに御相談に行かせていただいております。ただ、分譲計画が既にされておりまして、相談に応じていただくことができない状態でございました。しかしながら、その後も幾度となく交渉を継続させていただきまして、結果、一部ではございますが、町道原古賀田島線と原古賀線の一部の交差点改良の拡幅の御相談に応じていただき、用地買収をさせていただいたところでございます。  それから、石井線の工事時期ということで、河川改修計画との兼ね合いがございますけれども、町といたしましては、現在、先ほども申しましたとおり、まちづくり環境整備事業の事業実施につきまして、地区からのすべての要望箇所にランクづけをさせていただいて、優先順位をつけさせていただいております。この路線の事業につきましても、まちづくり環境整備事業にて取り組む予定としておりますので、河川計画の測量に入っておられますので、平成24年度、ある程度設計が進むんではないかなという認識をしております。今年度と来年度で測量設計をやるということでお話を聞いておりますので、そこら辺を含めたところで河川改修計画との調整を図りながら事業推進を行っていきたいと考えております。  それから、南北線、仮称でございますけれども、中原三根線の自転車道の設置ということでお話をいただいておりますけれども、これも6月でしたか、答弁をさせていただいておりますけれども、基本的には併設という形で進ませていただきたいと思っております。詳細につきましては、また公安等との打ち合わせがございますので、その中で計画を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 94 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 95 ◯16番(岡 廣明君)  原古賀中央線につきましては、交渉が難航していると。難航しているというか、当初のスタートは、あそこのお子様が大学受験をされるから、大学受験が終わるまでは待ってくださいというのが執行部の答弁やったわけですよ、当時は。当時はですね、町長。もうあれから十何年ですよ。そのお子様も、もう就職されておられると思うんですよね。当初は大学受験のために、今、立ち退きとか、そういった問題やないですよと言ってけられたのが事実なんですよ。スタートはそれからですよ。ですから、その辺を受けて、交渉というのは大変だとは、それは思います。  それともう1つは、原古賀線。一部交渉をして成功したと。それは多分、角か何か、あるか何かではなかろうかと思いますけれどもね。やはり返した段階で、当然道が庁舎の前よりもあっちが狭くなるということは初めからわかっておるわけですね。原古賀の地元の方がびっくりされておるんですよ、何であそこば買収せんやったですかといって。後手後手ですよ、交渉が。ですから、やはり道路一本つくるにしても、先見の明を持って今後取り組んでいただきたいというのが私の要望です。  それと、町道石井線につきましても、それは1級河川、いわゆる国土交通省、土木事務所直轄、それはわかります。しかし、あそこはあくまでも今は町道認定をしております。1級町道、2級町道、その他の道路、いわゆる3つの区分があります。この町道石井線は2級町道ですよ、2級町道。1級町道、2級町道、その他の道路、どういうふうに区別されておるんですかね。重みがないわけですか。いわゆる国道、県道、町道、里道とか、やっぱりランクづけがあるとと一緒と私は思います。そしたら、5年も6年も、またこれから5年、10年かかるかわからない状況下で、地区の要望は何ですか。やはり要望が出たら、それなりの対応をして、自分たちで一回通ってみる。百聞は一見にしかず。100回聞いたって、一回行けばわかるわけですよ、漠然とですね。やはりそういう取り組みをしていただきたい。  橋の問題にしても、車で行って曲がってみれば、すぐわかります。曲がり切るか、曲がり切れないか。軽トラックでも当たりますよ。片側の田んぼのほうの道路はのり面がぐっとはみ出しております。そうせんば、曲がり切らんような状況なんです。あくまでも2級町道と2級町道の接続点です。町南団地1号線と町道石井線、どちらも2級町道ですよ。それの交わり点が直角なんですよ、橋の直角なんですよ。農家の方も大変苦労されております。農機具もだんだん大きくなりますから、その橋を通られない。下には田んぼが五、六町あるわけですよね。ですから、やはり町民の目線に立って早急に改良をしていただきたい。  舗装がいつになるか、橋の拡幅がいつになるか、再度御答弁をいただきます。 96 ◯議長(宮原宏典君)  山口建設課長。 97 ◯建設課長(山口一夫君)  岡議員の3度目の御質問にお答えをいたしたいと思っております。  町道石井線の完了時期ということでございますけれども、平成18年度に地元の区長より要望が出されております道路の拡幅及び舗装改修については、先ほども答弁をいたしましたとおり、平成19年度で実施をしております。その際に、未舗装部分につきましては、防じん塗装にて対応をしているところでございます。  先ほどから何遍も御答弁をしておりますけれども、その未舗装部分につきましては、まちづくり環境整備事業で取り組むということでランクづけをさせていただいております。ただ、事業実施の時期というのが、ランクづけでやらせていただいておりますので、ここで平成何年度に実施をいたしますというのはなかなか明確に回答を申すことができません。まことに申しわけありませんけれども、その事業実施時期につきましては、よろしく御理解のほどをお願いいたします。何遍も申しますけれども、まちづくり環境整備事業の中で取り組むということで町としては考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。(発言する者あり)  御答弁漏れがあったかと思います。  原古賀中央線の件でございます。  先ほども答弁をさせていただきましたとおり、過去十数年交渉を行っておりますけれども、最終的にはまだ地権者の御了承をいただくことができておりません。現時点では道路改良としての計画を予定してはおりませんので、よろしくお願いをいたします。 98 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 99 ◯16番(岡 廣明君)  次の質問を行います。  三養基土地改良事業の遅延についてということで、この事業の中で県営かんがい排水事業、いわゆる中原東部線が平成24年度より農業用水が取水できる計画であったと思います。予算の確保、国が50%、県が25%でできている状況下でございますけれども、県営かんがい排水事業は昭和58年に着手し、工事が進められてきましたが、路線や工法の見直し、受益地の変更などにより、今日まで計画変更がされてきております。当初計画は昭和58年よりなされ、そして変更計画が平成18年にされまして、いわゆる5年間で、平成23年度、今年度で工事が完了する運びであったはずでございますけれども、まだまだ中原東部線においてはパイプラインの一部の埋設及び揚水機場の建物建設は終わっておりますけれども、完全なポンプ等が据えつけられていない状態で、今日まで延びているわけでございます。  今回の予算要求額は4億円と聞いております。第1次として74,600千円しか決定していないとのことでありまして、大体ポンプを据えるのに約2億円程度必要だということで、今回の予算決定では繰り越しせねばポンプが買えないという状況下であります。  本来ならば、三養基土地改良区というのは、導水管や揚水機場などの維持管理面が主ですよ、土地改良区の仕事は。ですから、土地改良区任せでなくて、町が強く国や県に働きかけをして、予算を獲得せねばならなかったわけなんですよ。中原校区におきましても、やはり大変水がきつい地区もあります。来年度から取水ができるということで農家の方は大変期待をされておったわけです。期待を大にされておったわけですよ。それが今回、残念ながら来年度の供用開始、取水には間に合わない。やはり町として強力に取り組んでいかなければ、何年かかっても予算はつかない。  町として、土地改良区任せでなくて、本来の仕事は町がせねばならない仕事でございますので、なぜ強力に要望活動をして、望む金額が決定できなかったものか。その辺、町の働きかけがどうなっておって、どのように対応されたのか、その辺についてお伺いをいたします。 100 ◯議長(宮原宏典君)  丸野産業課長。 101 ◯産業課長(丸野隆司君)  16番議員の質問についてお答えいたします。  県営かんがい排水事業中原東部線の早期供用に対し、町の働きかけについての御質問でございますけれども、まず県営かんがい排水事業の事業進捗状況を御説明いたします。  本事業につきましては、1市2町、みやき町、上峰町、福岡県城島町の一部、受益地約2,097ヘクタールに県営事業としてかんがい排水事業を行う事業でございます。議員御指摘のように、昭和58年に事業着手しまして、平成26年度の完成目標になっておりますけれども、平成22年度までの事業の進捗率は約81%でございます。給水面積につきましては、約1,780ヘクタールの受益地に供給しており、受益地の84.8%が現在供用されている状況でございます。  議員の御質問の件の中原東部線だけがただいま未完了の状況でございますが、まず今後の工事内容につきましては、本管の埋設工事が県道早良中原停車場線のJR長崎本線の高架北まで完了しておりますので、以北の本管工事、吐水口工事を含みますけれども、約3,210メートル残っております。それと、揚水機場のポンプの設置等が残っている状況でございます。  23年度の予算につきましては、4億円の要望をしておりましたけれども、東日本大震災の影響で、当初76,400千円の内示でございました。このような状況では平成26年度の完成目標がさらにおくれることを懸念いたしまして、9月28日に三養基土地改良区と一緒に、佐賀県農林水産商工本部長、農地整備課長、農山漁村課長に事業の早期完成を目指すための要望活動を行っております。その後、県の御尽力をいただき、75,538千円の追加内示があったところでございます。  議員御指摘のように、本事業が早急に供用開始できますように今後も要望活動を行っていきたいと思っています。  以上でございます。 102 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 103 ◯16番(岡 廣明君)  大体御答弁でわかりました。しかし、やはりこれだけ厳しい農業情勢下の中で、水がかからない水田、それと、今後、後継者の問題でいろいろと農業経営というものは変わっていくんではなかろうかと思っております。そうなりますと、やはり水のかかりの悪い水田なんか、あと引き受け手がないような事態に陥ります。圃場整備がきちっと整い、そして入水が簡単にできる、そういうとはだれかにお願いすれば、今後耕作もしてもらえると思いますけれども、代かきするときに水のなか、干ばつになったら、上からよその水をとめて、夜ばいをしながら水を持ってこんないかんという状況下だったら、農家の後継者というのはできないと思うわけですよ。ですから、やはりその辺を国に働きかけをせねば、さっき言ったごと、土地改良区の分担は、職務は維持管理ですよ。予算の獲得は町ですよ。勘違いをしないようにお願いをしたいと思います。  特に、この県営かんがい排水事業は、国営筑後川下流土地改良事業、そしてまた水資源機構筑後川下流用水事業と密接に連携をして、今日まで進められてきております。今、中原東部線を除いて、ほとんどの地域が農業用水を供給されております。中原東部線がいつの完成になるかわからない。今日まで28年間をかけて工事が進められて、あと一歩と。あと一歩ですよ、あと一歩のところまで来ておる。ですから、この県営圃場整備事業と県営かんがい排水事業は一体物なんですよ。一体物ですよ。ですから、やはり土地改良区の円滑な促進を図るためにも、ぜひ町がリーダーシップをとって国と予算獲得を交渉していただきたい。やはり特段の配慮をせねば予算はつかないと思います。いわゆる陳情ですよ。ですから、その辺を含めて再度御答弁をいただきたいと思います。 104 ◯議長(宮原宏典君)  中島事業部長。 105 ◯事業部長(中島 識君)  岡議員の2回目の質問でございます。  当然、御指摘のように、非常に厳しい農業情勢でございます。そういう中で、みやき町の農業をいかに将来的ビジョンにのせるかというのは、今後、本当に農業、農政、重要な問題であろうと私は認識しております。  そういう中で、要するにこの水がなければ、当然、水田というのは耕作されないわけでございます。そういう面も含めまして、今後、課長も申し上げたとおり、町、そして三養基土地改良区と一緒になって連携しながら、国、県、そしてあらゆる関係所管に要望をしていきたいと思っております。  以上でございます。 106 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 107 ◯16番(岡 廣明君)  ですから、要望活動、いわゆる私は本来ならば24年度に取水ができるという地区説明を受けているわけなんですよ。それができない。ポンプが据わればできるんですよ、一部の部分は。その山間地方は自然の水、脊振山系から流れてくる水で賄うところもあるわけです。JRから南が問題なんですよ。ですから、石井のポンプ場にポンプが据われば、皆さんが潤うわけなんですよ。ですから、そのポンプ代の2億円、当初の七千数百万円、また補正で75,000千円、トータルで150,000千円、今回予算がついた。しかしながら、あと50,000千円足らないからポンプは取りつけられない。ですから、そこを頑張ってくださいと、町がリーダーシップをとりなさいと。土地改良区がするんじゃないということを私は言っておるわけですよ。あくまでも管の維持と揚水機の管理が土地改良区の仕事なんですよ。予算は町がするんですよ。県営圃場整備事業と一体、ここを履き違ってもらったら困るわけです。ですから、そこを町がリーダーシップをとって、なぜ先手を打ってやらなかったかと。最後、町長の答弁求を求めます。 108 ◯議長(宮原宏典君)  町長。 109 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  大変農業予算が厳しくなってきています。特に、新しい政権が当初から土地改良に対して半額と方針の中で示されましたので、私も県の役員ですから、毎年春と秋、提案活動を行ってまいって、少しずつ土地改良予算も復活をしてきております。  その中におきまして、本町に係る中原東部線の県営かんがい排水事業につきましては、当然、予定どおり予算配分がなされるというふうに思っておりましたけれども、後で聞きましたら、おくれるということでありましたので、これについては行政として十分な情報の把握が的確に私自身できていなかったなということで今思っております。これからは強く要望活動に努めていきたいと考えております。  以上です。 110 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 111 ◯16番(岡 廣明君)  3問目の質問に移ります。  北茂安校区のイノシシ駆除対策はということで質問をさせていただきます。  農作物を荒らすイノシシは、夜行性で行動範囲が広いと言われております。今やイノシシも、山間地だけではなく、平地まで出没する時代となりました。県内の武雄市は数年前に、イノシシによる被害が多いため、庁舎内にいのしし課を設置するなどの対応をされ、捕獲から販売まで市長の一声で取り組まれております。また、唐津市七山の「ななのゆ」でも捕獲されたイノシシを予約により御膳「猪づくし」として食事を出されております。  みやき町において、イノシシの生息地は北領の山間地の中原校区だけではなく、現在は国道34号線以南から県道三田川北茂安線の中間平地、北茂安校区まで生息地として行動するようになりました。今後もますます増大、拡大すると予測されます。農作物の被害はもちろんのこと、民家や人に被害をもたらしてくると思われます。  今のうちにイノシシ駆除対策を立てるべきかと考えますが、今日までの取り組みの実績及び今後の対策等をどのように考え、取り組まれるのかお伺いをいたします。  2)で鳥類の有害駆除でございますけれども、町内でここ数年、特に農作物の被害が多くなり、後を絶たない状況下であります。鳥類、クロカラス、ヒヨドリ、ムクドリ等による被害は、夏場はスイカ、メロン、ウリ、トウモロコシ、トマト、キュウリ、タマネギ、豆類等を引き抜き、つつき荒らします。また、これからだんだんと寒くなっていくと野菜類に集中してきます。白菜、キャベツ、ブロッコリー、春菊、高菜、かつお菜とか葉物に集団して一日で食べてしまって、全滅をさせます。鳥は何でもつつきます。つついたものは食品にはならないわけでございまして、農家もいろいろと対策をされておりますけど、鳥にはかなわないわけでございまして、鳥たちも昔と違って、現在は集団で移動をしております。  有害鳥類等の駆除対策は大変とは思いますけれども、今後、対策はあるのか、最善の施策で取り組まれるようお伺いをしたいと思います。  以上です。 112 ◯議長(宮原宏典君)  丸野産業課長。 113 ◯産業課長(丸野隆司君)  岡議員の3項目めの北茂安校区のイノシシの駆除対策はということで、まず1点目の取り組みの実績及び今後の対策についての御質問でございますけれども、まず本町の実施状況について御説明をさせていただきます。  有害鳥獣による農作物の被害は、生息環境の変化や耕作放棄地の増加等により生態系が変化したことにより、山間部のみならず、平たん部まで被害を及ぼし、被害は年々増加、広域化している状況でございます。  町内における有害鳥獣の駆除につきましては、佐賀県猟友会三養基支部みやき地区に委託し、農作物の被害防止を行っております。イノシシの捕獲につきましては、猟友会にこれまでの経験による自主的捕獲のほか、区長や被害を受けられた方の要望を受け、その都度、現場を確認しながら、わなを設置しております。  有害鳥獣の捕獲として、イノシシにつきましては、平成21年度で37頭、平成22年度で94頭、平成23年度で38頭となっております。  また、町の支援策としましては、平成22年度に箱わなを5基、平成23年度に10基を猟友会に貸し出し、捕獲率を高めてきました。しかしながら、わなを設置したからといって、すぐにイノシシが捕獲できるわけではなく、対策に苦慮しているところでございます。  北茂安校区のイノシシ駆除対策の取り組みの実績及び今後の対策についての御質問でございますけれども、東尾区から畑の農作物をイノシシが荒らしているということで駆除をしてほしいという申し出の相談が8月19日にございました。猟友会に連絡いたしまして現場状況を確認して、8月29日から現在まで箱わなを設置しておりますが、捕獲はできておりません。  このような鳥獣による農作物の被害は全国的な問題であり、平成23年度は国において鳥獣被害防止対策事業が実施されたところでございます。本町におきましても、イノシシによる被害を防止するために、この事業を活用し、要望のありました山田地区、綾部地区、高柳地区において受益者によりワイヤーメッシュの設置をいただいておりますので、その効果については期待をしているところでございます。  この事業につきましては、平成24年度も継続される方向でございますので、事業が決定しましたら、新たに設置要望のありました香田区、東尾区等について、ワイヤーメッシュの設置に向けて事業申請を進めていきたいと考えております。  2点目の御質問の鳥獣の有害駆除につきましても、佐賀県猟友会三養基支部みやき地区に委託し、農作物の被害防止のため、例年、大豆の播種期の7月、麦の播種期の11月から12月初旬にかけて、年2回実施しております。  鳥類の有害捕獲実績につきましては、平成21年度で331羽、22年度で256羽、23年度夏季分については135羽となっております。  議員御指摘のように、農作物にるる被害をもたらしますけれども、民家周辺につきましては銃器の使用が制限されますので、なかなか駆除が難しい状況でございます。  以上でございます。 114 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 115 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま担当課長からるる説明を受けまして、理解をいたしました。  しかしながら、現在、箱わな設置等でやっておられるけれども、なかなか入らない。イノシシというのは鼻が奇妙といいますか、ですから、人間が行ったところはイノシシは来んようになっておるわけですよ。箱わなとか、本来はですね。えさをぶら下げて、結局はとりよるわけですけれども、本来はイノシシというのは鼻が強いわけですよね。ですから、どっちかというと、人が通ったところでなくて、イノシシ道といって別にイノシシの道というのはできてくるわけでございまして、そういう状況下でございます。  それと、ワイヤーです。山間地のイノシシ対策として、稲作田に入らぬように侵入防止さく設置が今回補助されたわけですね。みやき町が1,000メートルやったですかね。ですから、幾らか山田、高柳、綾部、あの辺にさくを本年度は設置されましたかね。それはそれで、一つの手段だと思います。しかし、それはあくまでも農作物を守る手段ですよね、あくまでも。問題は、やはり捕獲が先決だと思いますよ、捕獲。稲作を守るとも、それは大変必要でございます。しかし、やはり捕獲をしなければ、イノシシ系統でございますから、豚と同じように一回でたくさんの子供を産みます。ネズミ算式でイノシシはふえていくわけなんですよ。ですから、やはりもとを絶たなければ、イノシシはふえる一方ですよ。さくしたって、さくとイノシシとどっちが早かかというとと一緒なんですよ。やはりイノシシを捕獲するのが先決だと思います。私はそう理解します。それは農作物を守る手段で、それはそれで、いわゆる防御策というのも必要です。しかし、やはり捕獲が先決と思いますもんですから、その辺は今後考えてもらわなければならない。北茂安校区でも、朝方からウリ坊を五、六匹連れて散歩しよるというような情報も入っております。ですから、今のうちにやはり捕獲する対策を講じてください。わなも必要です。わなも必要です。  ですから、その辺について、何かわな以外に方法がないものか。わかりませんから質問しておりますから。  それとまた、鳥類についても、有害鳥獣の中に入っていない鳥というものも確かにあります。最近、鳥を捕獲することが、この鳥はとったら罰則ですよとか、いろいろ基準が設けられておりますですね。その点は私も理解をいたしております。それと、昔と違って、鳥をとる人が少なくなった。我々が子供のときは山に行ってうっつめをかけたりして、鳥をとったり、いろいろなことをして遊んでおりました。しかし、現在はとる人も少なくなったというのも事実でございますし、それと、昔は雑木林とか竹やぶ等は年に1回は刈り払いされておったわけですよ。いわゆる一つの燃料、たきものとして各家庭が切られておった。ですから、雑木林とか竹やぶとか荒れていなかったわけですよ、平地は。大体1年に一遍は竹やぶとか雑木林を切られよったんですよ。今は伸び放題。だんだん時代が変わった。まきの時代から、ガス、電気と、ずっと変わってきました。ですから、山を切る人もいなくなったかもしれません。  そういうことでございますので、高齢社会に入り、お年寄りの方は手をつけられないと、どがんじゃいしてくれんかんたと地区の方に言われよるわけですよね。木を切ってくださいとかですよ。ただ、今これが絶好の鳥のすみかになっておるわけですよ。ですから、あるところ──あるところといったら、私も知っておりますけど、夜になったら何十万羽ですよ、鳥が帰ってくるのが。暗くなったら、もうすごいですよ、集団で。その民家の辺はピーチクパーチク、ピーチクパーチク音ばっかり立てて。うんこはぼとぼとして、竹やぶはうんこだらけですよ。  ですから、町としても、そういうとを何かする方法がないかですね、竹やぶを。荒れっ放しになって、鳥のすみかですよ、正直言って。課長は大体わかるでしょう。自分ところの地区で、どこの竹やぶが一番鳥がおるとか。やはりそういうとも鳥のすみかにならないように町が指導していただきたい。それも鳥獣駆除の一つではないかと私は思うわけですよね。  ですから、その辺を含めて、今後どのように町として取り組んでいかれるのか、再度お尋ねをいたします。
    116 ◯議長(宮原宏典君)  中島事業部長。 117 ◯事業部長(中島 識君)  議員の御質問にお答えします。  議員が言われるように、イノシシの方法というのは、議員がわからないと。私もわかりません。しかし、実際の方法として、今言われたように、イノシシは人間がかけたわなについては、まずかからないと、非常に確率が少ないということを言われるように、今できるのは、やはり猟友会に頼んで鉄砲で処理していただくしかないと思いますけれども、現在、猟友会は非常に少ないわけです。実際、中原校区でも8人と、それから北茂安、三根で6人と。特に、中原校区の方たちはイノシシというのはとり方はおわかりだと思うんですけれども、ほかの方たちにやってくださいと言っても、イノシシ道と言われますから、ほとんど普通の者ではわからないと。特に、今通ったから、ここを通るからといって無線でやられていると思います。そういうような形でやっておられます。だから、やはり駆除といっても非常に難しく、今後は新規のそういう方たちの会員に入っていただくようお願いするしかないと思います。  また、鳥関係につきましても、今言われたように、竹やぶ、それから雑木林になって、非常にそこに多いというのは、声がピーピーピー言いますから、すぐわかります。しかしながら、それをどのように駆除していくかと。昔であれば、かすみ網でもとれるんですけれども、今は禁止ですから、できないわけですが、そういうことで、所有者の方たちにも、それから地区の方たちにも御理解いただきながら、何か相談をやっていきたいと思っております。  以上です。 118 ◯議長(宮原宏典君)  岡議員。 119 ◯16番(岡 廣明君)  いろいろと鳥獣被害防止対策事業というのは、町のほうも2回は取り組んでいただいております。大変ありがたいことだと、それは感謝をいたしております。しかしながら、一向に農作物の被害というのは後を絶たないというのが現状でございますので、ここで何かアクションを起こさなければ、どんどんふえる一方ではなかろうかと私は思う次第でございます。確かに侵入防止さく、来年もまた補助金がついて、それはやはりあくまでも農作物を守る一つの手段。やはり捕獲が先決。ネズミ算、ふえる。その対策。そうなれば、猟友会の方に頼らなければならないと部長はおっしゃいました。私もそのとおりだと思います。ただ、この猟友会、年々、年とられておるわけなんですよ。亡くなられたら減り、亡くなられたら減りで、残った人がわずかになってきたわけですよ。ですから、将来は大変だと思います。  イノシシは何とか山間地で打てますから、それなりに捕獲はできると思います。しかし、鳥類につきましては、いわゆる民家等があり、やっぱりなかなか駆除できない。こういう問題は頭が痛いんではなかろうかと私も思います。だから、爆音、鳥脅し、これになりますと、また生活的な環境の問題で地区の方といろいろトラブルも現実生じております。ですから、爆音についても、これもまた騒音の問題とか、いろいろな問題でまた地域でいろいろトラブルも生じますので、やはり大変だなとは思っておりますけれども、町を挙げて農作物を守るための校区ごと、もしくは地区ごとに協議を重ねて、何かアクションをできないか。撲滅する運動じゃございませんけれども、やはり捕獲をせんことにはだめだと私は思いますからね。  ですから、その辺を何かぜひ対策を立てていただき、農家の皆さん方が農作物がとれて、生産の増産につながり、みやき町の作物が全国で販売され、そしてまた町の税収も豊かに入ってくるというような循環型でございますのでね、ぜひ何らかの取り組みをしていただきたいということを切にお願いしまして、御答弁をいただき、私の一般質問を終わります。 120 ◯議長(宮原宏典君)  中島事業部長。 121 ◯事業部長(中島 識君)  岡議員の3回目の質問でございます。  いろいろアクションを起こせということでございます。私たちも猟友会、また地区、そしていろんな先進地事例があれば、そういうところも十分研究をさせていただきたいと思っております。  以上です。 122 ◯議長(宮原宏典君)  以上をもちまして、通告第9号、16番岡廣明議員の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日の会議は、これをもちまして散会といたします。お疲れさんでした。                 後2時7分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...